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40年前のルノホート2号の走行距離が、今も最長

Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 9 | doi : 10.1038/ndigest.2013.130914

原文:Nature (2013-06-20) | doi: 10.1038/498284a | Space rovers in record race

Alexandra Witze

最新の画像情報をもとに計算し直したところ、1970年代のソ連の月面探査車ルノホート2号は、42kmも走行していたことがわかった。これは、NASAの火星探査車オポチュニティーの走行距離よりも長い。

Credit: km LUNOKHOD 2: EDGAR D. MITCHELL/GRIN/NASA; MIIGAIK. OPPORTUNITY: JPL-CALTECH/NASA; NASA/JPL-CALTECH/MSSS /NMMNH20

惑星地質学者Alexander Basilevskyは、何度も探査車を止めたいと思った。1970年代初頭、遠隔操作で動く旧ソ連の月面探査車ルノホート1号と2号が月に送り込まれ、Basilevskyも一緒に仕事をしていたのだ。車載カメラが興味深い岩石や土をとらえるたびに、ごろごろ走る探査車を止めて科学調査をさせてほしいと責任者に頼んだ。しかし、旧ソ連の宇宙プログラムのお偉方たちは、彼の願いに耳を貸すことはなかった。彼らはBasilevskyに、これはルノホート(ロシア語で「月を歩くもの」という意味)であって、ルノストップではないと言い切った。そして、できるだけ広い範囲をカバーすべく、月面を走らせ続けたのである。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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