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結晶化せずに分子構造を決定する「結晶スポンジ法」

Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 6 | doi : 10.1038/ndigest.2013.130624

原文:Nature (2013-03-28) | doi: 10.1038/495456a | One size fits most

Pierre Stallforth & Jon Clardy

「結晶スポンジ」と呼ばれる材料を使うと、小さな分子を規則正しく配列させることができ、サンプルを結晶化することなくX 線結晶構造解析法で分子構造を解明できることが実証された。しかも、この新しい解析法なら、サンプルもナノグラムオーダーの微量化合物で済むという。

科学の世界では、分子など目に見えないものの形や様子が普通に説明される。そうした分子の構造を実際に明らかにする方法はいくつかあるが、X線結晶構造解析法ほど優れたものはない1。ただ、この解析法は、サンプルがほんの少量しか得られない場合、サンプル調製も解析も難しくなる。しかし今回、猪熊泰英らは、こうした問題を克服する「結晶スポンジ法」という新しい手法を報告した2。この手法のおかげで、X線結晶構造解析の適用範囲は大幅に拡大するだろう。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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