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インスリンとその受容体の結合

Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 4 | doi : 10.1038/ndigest.2013.130430

原文:Nature (2013-01-10) | doi: 10.1038/493171a | Insulin meets its receptor

Stevan R. Hubbard

インスリンは糖尿病治療に広く使われているが、そもそも、インスリンが細胞表面にある受容体と結合するメカニズムは、不明のままであった。今回、この複合体の結晶構造解析にようやく成功し、ついに答えが得られた。

インスリンは、生理学および生化学の分野で非常に重要なペプチドホルモンだ1。1921年に初めて単離され、その後ほどなく、糖尿病患者の命を救うために実際に使われ始めた。その成果およびその後に行われたインスリンの研究に対して、いくつもノーベル賞が贈られてきた。その一例として、1969年には、インスリンの三次元構造がX線結晶解析により決定された。しかし、精力的な研究にもかかわらず、インスリンとその受容体との結合の仕組みは、原子レベルでは解明できないままだった。今回、John G. Mentingらによって、そのようすが初めて明らかになり、Nature 2013年1月10日号241ページで報告された2

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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