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卵の幹細胞をめぐる攻防

Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2013.130218

原文:Nature (2012-11-15) | doi: 10.1038/491318a | Fertile mind

Trisha Gura

Jonathan Tillyは、ヒトをはじめとする哺乳類の卵の幹細胞の存在を示し、「生まれた時点で一生分の卵の数は決まっている」という定説に異を唱え、猛烈な批判にあった。その後、別の研究者からも報告があり理解者は増えたが、疑念の声を鎮めるにはデータはまだ不十分だ。

マサチューセッツ総合病院(米国ボストン)の再生生物学者Jonathan Tillyは、重要な研究の話を始めると鳥肌が立ってくるという。8月半ばの昼下がり、彼は腕を突き出してそれを私に見せた。その時、彼は不妊症の女性の卵巣から幹細胞を取り出す実験手順について説明していた。Tillyは以前、「卵巣には卵を無期限に作る能力がある」という見解を発表し、激しい批判を受けていた。彼が話し始めた実験は、そうした批判を鎮めるのに役立ってくれるはずのものであった。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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