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細胞生物学の最後の謎、中心体に迫る

北川 大樹

Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 1 | doi : 10.1038/ndigest.2013.130118

動物細胞の細胞小器官である中心体。細胞分裂時に染色体を引っ張る「手」を形作る役割は知られていたが、それ以外はあまり注目されてこなかった。だが最近、繊毛との関係がクローズアップされたり、細胞分裂や分化の「司令塔」としての働きが示唆され、脚光を浴びている。34歳の若き細胞生物学者、北川大樹氏は、中心体の分子構造を明らかにし、中心体研究に大きな突破口を開いた一人である。

–– 「中心体生物学」の研究室を立ち上げたそうですが?

北川: 中心体は、「細胞生物学の最後の謎」とも呼ばれる細胞小器官です。細胞の内部構造に関してはさまざまに研究が行われてきましたが、中心体については、これまで分子レベルの研究がほとんど進んでいませんでした。しかし、今、中心体が細胞の中で重要な役割を果たしていることが少しずつ示唆されてきています。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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