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Recon3Dがヒト代謝の遺伝的変動の三次元画像化を実現

Nature Biotechnology 36, 3 doi: 10.1038/nbt.4072

ゲノム規模のネットワークの再構成が、代謝の分子基盤の解明を促進している。本論文で紹介するコンピューターリソースRecon3Dは、代謝物およびタンパク質の三次元構造データを組み込み、ヒトの代謝機能の統合的解析を可能にするものである。我々は、Recon3Dを用いて疾患関連の変異の機能を評価し、特定の薬物への曝露によって引き起こされる代謝応答の特徴を明らかにした。Recon3Dは、現時点で最も包括的なヒト代謝ネットワークモデルであり、オープンリーディングフレーム3288個(機能的アノテーションが行われているヒト遺伝子の17%)、固有の代謝物4140個を含む1万3543種類の代謝反応、およびタンパク質1万2890個の構造を網羅する。このデータはヒト代謝の分子機序を調べるための優れた情報資源である。Recon3Dはhttp://vmh.lifeで入手可能である。

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