Article

組み換えタンパク質生産酵母Pichia pastorisのゲノム配列

Nature Biotechnology 27, 6 doi: 10.1038/nbt.1544

メタノール資化性酵母Pichia pastorisは、タンパク質の生産用に、またペルオキシソーム生成およびメタノール資化を研究するためのモデル生物として、広く用いられている。現在ではヒト型 N-グリコシル化を行うことのできるP. pastoris株が入手可能であることから、生物医薬品生産での有用性が高まっている。この酵母は生物工学的に重要であるが、遺伝子ツールおよび組み換え株の開発例はこれまで比較的少なかった。この分野の進展を促す目的で、我々はP. pastoris GS115株のゲノム配列9.43 Mbpを明らかにした。また、タンパク質をコードする遺伝子5,313個に対して、手作業でアノテーションを行った。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度