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健康科学:2000~2017年に発生した1億2300万人の新生児死亡、乳児死亡、幼児死亡のマッピング

Nature 574, 7778 doi: 10.1038/s41586-019-1545-0

2000年以降、多数の国々が乳幼児の生存の改善に大きな成果を上げたが、地域的進捗は今なお明らかではない。「2030年までに予防可能な5歳未満児(乳幼児)の死亡を根絶する」という国際連合の持続可能な開発目標(ゴール3)のターゲット3.2に向けた取り組みに情報をもたらすには、5歳未満児の死亡率およびその傾向に関する地方行政区分レベルの一貫性のある推定データが必要である。本論文では、2000~2017年の期間に関して、99の低中所得国の新生児、乳児、および5歳未満の幼児の死亡率および死亡数の地方行政区分レベルの変動を地球統計学的生存モデルを用いて定量化した。我々の推計によれば、これらの国々の5歳未満の乳幼児の32%は、2017年までに乳幼児の死亡率が出生1000件当たり25件以下となった地域に居住しており、地理的不均衡がなければ、2000~2017年の乳幼児死亡の66%が回避できた。本研究は、5歳未満の乳幼児死亡が多い地域群、死亡率削減の進捗のパターン、および地理的不均衡の特定を可能にし、全人口の健康状態改善に資する適切な投資および対策に情報をもたらすものである。

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