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ゲノミクス:プラナリアのゲノムと、中核的な細胞機構の進化

Nature 554, 7690 doi: 10.1038/nature25473

プラナリアSchmidtea mediterraneaは、幹細胞研究や再生の重要なモデルだが、S. mediterraneaのゲノムについての十分な情報は得られていない。今回我々は、ロングリード塩基配列解読法と、複雑性の低いリード向けに改良されたde novoのアセンブリー法(MARVEL)を用いて構築した、S. mediterraneaの極めて連続的なゲノムアセンブリーを報告する。S. mediterraneaのゲノムは多型性と反復性が非常に高く、新しいクラスの巨大レトロエレメントが存在していた。その上、このゲノムアセンブリーには、有糸分裂の紡錘体形成チェックポイントの重要な構成要素など、多数の高度に保存された遺伝子が存在しないものの、プラナリアはチェックポイント機能を維持していた。我々のゲノムアセンブリーは、モデル系の重要な情報資源として、再生研究や中核となる細胞生物学的機構の進化的可塑性研究に役立つと考えられる。

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