Letter

がん:腎臓がん前臨床モデルでのHIF-2αアンタゴニストの本来の標的に対する有効性

Nature 539, 7627 doi: 10.1038/nature19795

淡明細胞型腎細胞がんは最もよく見られる種類の腎臓がんで、通常、pVHLがん抑制遺伝子タンパク質の不活化と、その結果としてのHIF-2α転写因子(別名EPAS1)の蓄積と関連付けられている。今回我々は、HIF-2αを直接阻害する小分子のPT2399が、原発性および転移性のpVHL欠損淡明細胞型腎細胞がんの前臨床マウスモデルで、本来の標的に対して作用して(オンターゲット様式で)腫瘍退縮を引き起こすことを示す。しかし、pVHLを欠損する淡明細胞型腎細胞がん細胞株ではPT2399に対する感受性に予想外のばらつきが見られたことから、この手法を臨床で最適使用するためには、予測用バイオマーカーの開発が必要と考えられる。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度