Article

遺伝:ヒト細胞における転写の全体像

Nature 489, 7414 doi: 10.1038/nature11233

真核細胞は、多くの種類の一次RNAおよびプロセシングを受けたRNAを作り出し、それらは特定の細胞内領域や細胞全体に存在する。これらのRNAの完全なカタログはまだ利用可能ではなく、その特徴的な細胞内局在もあまり解明されていない。RNAはゲノムにコードされる遺伝情報を直接出力することに加え、細胞の調節能力の相当な割合が、RNAの合成、プロセシング、輸送、修飾および翻訳に集中しているので、そのようなカタログの作成はゲノム機能の理解に重要である。今回我々は、ヒトゲノムの4分の3は転写されうるという証拠を報告し、あわせて、現在注釈付けされているRNAのほぼすべて、それにこれまでに注釈付けされていない数千個のRNAの、発現、局在、プロセシングの結末、調節領域および修飾の範囲とレベルについての結果を明らかにする。まとめると、このような結果は、遺伝子という概念の再定義を促している。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度