Letter

脳:視覚作業記憶における個別で一定品質の表現

Nature 453, 7192 doi: 10.1038/nature06860

作業記憶の貯蔵容量には上限があり、広い領域範囲の認知能力に大きく影響するが、この容量限界の性質ははっきりしていない。一部の研究者は、作業記憶は個別で一定品質の表現を保持し、それに上限数があるとしているが、作業記憶は記憶リソースのプールからなり、それを少数の高品質の表現か、多数の低品質の表現に柔軟に割りつけることができるという考えもある。今回我々は、容量と品質は独立の尺度であることを示し、この問題を解決した。多数の単純な対象を示された場合、被験者は対象の一部について高品質表現を保持したが、他については情報を保持していなかった。記憶の品質の変化範囲は狭く、汎用記憶リソースのプールがあるという考え方より、個別の一定品質をもった少数の表現があると考えた方がよく説明できる。

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