目次

Editorials

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がまとめた報告書は、これから政治が対策を議論する上で適切な基盤となるだろう。

p.115

doi: 10.1038/447115a

改善されない科学分野での性別不均衡問題に、科学界はもっと積極的に取り組むべきだ。

Starting at the top p.115

doi: 10.1038/447115b

生物学者が最新機器の原理を全く知らないまま研究に利用すると、誤りを犯す危険がある。

p.116

doi: 10.1038/447116a

News

IPCCの第四次報告書が、温暖化防止のコストについて楽観的な見通しを。

p.120

doi: 10.1038/447120a

天文学が「原理主義的物理学」に傾きすぎていると、ドイツの研究者が批判。

p.122

doi: 10.1038/447122a

NIHが、免疫寛容の研究への助成を、さらに7年間継続することを決定。

p.125

doi: 10.1038/447125a

風力発電の鳥への悪影響は小さいとの調査結果が出ているが、愛護運動家からは不満が。

p.126

doi: 10.1038/447126a

米国の学会で、微生物の保護には生息環境の保護が重要との意見が。

p.127

doi: 10.1038/447127a

News Features

気候変動:世界を救う方法?

Is this what it takes to save the world? p.132

疑問視されていた「地球工学によって気候を変える」温暖化対策が、見直され始めている。

doi: 10.1038/447132a

顕微鏡:良いも悪いも醜いも

p.138

生きた細胞内の分子を見ることができる蛍光顕微鏡法は細胞生物学を大きく変えたが、美しい画像すなわち良い画像ではない。

doi: 10.1038/447138a

化学:一線を越える

p.141

化学者はどうして爆発しやすい不安定な化合物をつくったりするのだろう。

doi: 10.1038/447141a

News & Views

行動神経科学:記憶の小道をたどる

p.151

マウスでは、生活をもっと興味のもてるものにする、いわゆる環境エンリッチメントと遺伝子発現を調節する化合物という2種類の治療によって新しい記憶の形成が増強され、失われたようにみえた古い記憶を取り戻す能力が回復した。

doi: 10.1038/nature05716

有機化学:遊離基を利用する革新的な有機触媒

p.152

触媒作用における金属の優勢は、有機触媒の進歩によって危機に瀕している。最新の研究例では、従来の金属錯体で得られるよりも高い化学反応性が得られる可能性が示された。

doi: 10.1038/447152a

発生生物学:一風変わった脊索動物

p.153

被嚢動物の発生の分子生物学的研究から、初期の胚発生パターンの遺伝プログラムが、脊索動物の基本的なボディプランを完全に壊すことはせずに、進化の間に大きく変化しうる可能性が明らかになった。

doi: 10.1038/447153a

太陽系外惑星:遠くの気候

p.155

遠く離れたところにあって、軌道上を回っているある惑星は、赤外領域の明るさが変動するので、それに基づいた気候地図が初めて作られた。このような変動は、親星から受ける熱の効率よい再分配を伴う動的な世界を描き出してくれる。

doi: 10.1038/447155a

生化学:ビッグな掘り出し物

p.156

遺伝子発現をサイレンシングできる短鎖干渉RNA(siRNA)が使えるようになったことは、分子細胞生物学研究における画期的な出来事だった。しかし、このような合成siRNAが活性を発揮するには、細胞が生産する酵素の働きが必要だ。

doi: 10.1038/447156a

物性物理学:一緒に回ってらせんを作る

p.157

タングステン表面上にあるマンガンの単一原子層のスピンは、独自の回転方向をもつらせんパターンを作り出す。このような「キラルな磁気秩序」は他の似たような条件下でも存在すると思われるが、多数の応用が考えられそうだ。

doi: 10.1038/447157a

視覚:表面のつや

A gloss on surface properties p.158

我々は表面の材質を視覚入力情報の解釈によって認知する。光沢や明るさを評価する際には、画像の簡単な統計量の神経による識別が大きな役割を果たしているらしい。

doi: 10.1038/nature05714

追悼:Ransom Aldrich Myers氏(1952-2007)

p.160

減少していく魚類個体群の記録を残した漁業生物学者のMyers氏が亡くなられた。ご冥福を祈りたい。

doi: 10.1038/447160a

Articles

遺伝:有袋類ハイイロジネズミオポッサムのゲノムで明らかにされた非コード配列における革新

Genome of the marsupial Monodelphis domestica reveals innovation in non-coding sequences p.167

doi: 10.1038/nature05805

神経:学習および記憶の回復はクロマチンの再編成と関連する

Recovery of learning and memory is associated with chromatin remodelling p.178

doi: 10.1038/nature05772

Letters

宇宙:太陽系外惑星HD 189733bの昼と夜のコントラスト地図

A map of the day-night contrast of the extrasolar planet HD 189733b p.183

doi: 10.1038/nature05782

物理:常圧下0.4ミリケルビン以下の温度でみられるリチウムの超伝導

Superconductivity in lithium below 0.4 millikelvin at ambient pressure p.187

doi: 10.1038/nature05820

物理:反転非対称性に引き起こされた表面のキラル磁気秩序

Chiral magnetic order at surfaces driven by inversion asymmetry p.190

doi: 10.1038/nature05802

南極:南極周極流における鉛直循環に生じる短絡箇所

Short-circuiting of the overturning circulation in the Antarctic Circumpolar Current p.194

doi: 10.1038/nature05832

地球:大陸上部マントルでの方位異方性の深さ分布

The depth distribution of azimuthal anisotropy in the continental upper mantle p.198

doi: 10.1038/nature05742

進化:アノールトカゲ属でみられる性的二形と適応放散

Sexual dimorphism and adaptive radiation in Anolis lizards p.202

doi: 10.1038/nature05774

視覚:画像統計量と表面の質感の知覚

Image statistics and the perception of surface qualities p.206

doi: 10.1038/nature05724

遺伝:単一遺伝子の頻度依存型選択による行動の多型の維持

Maintaining a behaviour polymorphism by frequency-dependent selection on a single gene p.210

doi: 10.1038/nature05764

植物:シロイヌナズナではクロマチンが細胞分裂と根表皮パターン形成を連係させている

A chromatin link that couples cell division to root epidermis patterning in Arabidopsis p.213

doi: 10.1038/nature05763

細胞:MRE11複合体によるアポトーシスの誘導には、NBS1のカルボキシ末端が必要である

The carboxy terminus of NBS1 is required for induction of apoptosis by the MRE11 complex p.218

doi: 10.1038/nature05740

細胞:ヒトRNAキナーゼhClp1は転移RNAの3′側のエキソンおよび短鎖干渉RNAに作用する

The human RNA kinase hClp1 is active on 3′ transfer RNA exons and short interfering RNAs p.222

doi: 10.1038/nature05777

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