目次

Editorials

一流の大学で不用意に改革を進めようとすると、逆に反発を招くことになる。

p.123

doi: 10.1038/444123a

ネイチャーが掲載した論文の訂正問題で、著者を基本的に信頼する姿勢と論文の信頼性の確保とを両立させるむずかしさを痛感している。

p.123

doi: 10.1038/444123b

英国の技術戦略委員会(TSB)が貿易産業省から独立するが、活動の効果を上げるには資金が不足だ。

p.124

doi: 10.1038/444124a

News

全米科学財団(NSF)の委員会が、外部からの資金提供がなければ、アレシボ天文台は閉鎖すべきだと提言。

p.128

doi: 10.1038/444128a

米オークリッジ国立研究所からの論文にデータの誤りがあり、物理学界から批判が。

p.129

doi: 10.1038/444129a

ジャンクDNAが、ヒトの進化に決定的な役割を果たしているとの研究が。

p.130

doi: 10.1038/444130a

スイス連邦工科大学(ETH)で、改革案に対する教職員からの強い反対で、学長が辞任へ。

p.130

doi: 10.1038/444130b

睡眠中の脳を弱い電流で刺激すると、記憶が強化されるとの研究が。

p.133

doi: 10.1038/444133a

SPECIAL REPORT 非常に古い時代についても、これまでより正確な年代測定が可能になっている。

p.134

doi: 10.1038/444134a

News Features

電波天文学:オランダ流の元気

p.138

天文観測所は人里離れた山の頂上や砂漠に作られることが多いが、欧州の農場地帯の真ん中で観測を行う天文学者のグループがある。

doi: 10.1038/444138a

乳児期の痛み:痛いかな?

p.143

早産児が痛みを感じるかどうかが解明できれば、小児の発達についての理解が進むだろう。

doi: 10.1038/444143a

News & Views

細胞生物学:クリーンエネルギー計画

p.151

ミトコンドリアは細胞にエネルギーを供給しているが、この過程で、有害となりうる酸化物質も生成する。新たなミトコンドリアを作り出すのに必要なタンパク質の一種は、こうした酸化物質がもたらす酸化的損傷を防いでもいるらしい。

doi: 10.1038/444151a

気候変動:北と南の結びつき

p.152

南極で得られた新しい氷床コアの記録から、海洋循環の変化によって生じる北極域と南極域の気候間の結びつきに関する、これまでで最もよい証拠が見つかった。

doi: 10.1038/444152a

構造生物学:酵素理論は水も漏らさぬ

p.153

膜内プロテアーゼは生物学的にも医学的にも重要であるため、多くの関心が寄せられてきた。こうした酵素の1つについて初めて結晶構造が得られ、この種の酵素の働き方に関する謎が解明され始めた。

doi: 10.1038/nature05305

生理学:チャネルが導く痛み

p.156

タランチュラの毒液の研究から、あるペプチド毒素ファミリーに属する新しい毒素群が見つかった。これらの「バニロトキシン」は、感覚ニューロンにある細胞膜イオンチャネルを活性化することで痛みを引き起こす。

doi: 10.1038/444156b

神経生物学:網膜の修復に適したタイミング

p.156

視細胞の移植は、網膜疾患の治療法として期待されている。しかし、移植した視細胞を脳と正しく神経接続させることが大きな難関となっている。どうやら移植する細胞の発生段階が鍵となるようである。

doi: 10.1038/444156a

天文学:矮銀河の一歩手前にある星の一団

p.157

銀河系に、その星団のいくつかよりも暗いかすかな伴銀河が相次いで発見されている。この発見は、銀河とは何かという根本的な疑問をもたらすものである。

doi: 10.1038/444157a

免疫:ある死刑執行人の素顔

p.159

補体成分であるC3タンパク質は病原体に結合し、これらを免疫系による「死刑執行」の対象として差し出す。構造研究から、この結合を担う化学基が活性化に際して露出する仕組みが明らかになった。

doi: 10.1038/nature05307

量子物理学:熱情報

p.161

電流と同様に、熱流にも基本的な量子限界が存在する。この量子限界は熱を運ぶものとは無関係で、予期しなかった方面つまり情報理論にも関与する可能性がある。

doi: 10.1038/444161a

地球科学:同位元素のかくれんぼ

p.162

放射性原子核の崩壊でできた同位体は、地球初期の形成過程の証拠となる。しかし、崩壊生成物の一部は隠れているように思われる。これが見つかれば地球内部に関する議論が活発になるだろう。

doi: 10.1038/444162a

Articles

地球:大ヒマラヤ地震とチベット高原

Great Himalayan earthquakes and the Tibetan plateau p.165

doi: 10.1038/nature05199

遺伝:繊毛虫ヨツヒメゾウリムシで判明した全ゲノム重複の全般的傾向

Global trends of whole-genome duplications revealed by the ciliate Paramecium tetraurelia p.171

doi: 10.1038/nature05230

細胞:rhomboidファミリー膜内プロテアーゼの1種の結晶構造

Crystal structure of a rhomboid family intramembrane protease p.179

doi: 10.1038/nature05255

Letters

宇宙:最近のガス放出に由来する月の活動

Lunar activity from recent gas release p.184

doi: 10.1038/nature05303

物理:フォトンによる単一モード熱伝導

Single-mode heat conduction by photons p.187

doi: 10.1038/nature05276

気候:グリーンランドと南極大陸における氷河期の気候変動の1対1対応関係

One-to-one coupling of glacial climate variability in Greenland and Antarctica p.195

doi: 10.1038/nature05301

進化:オーストラリアで出土したデボン紀魚類の珍しい化石は四肢動物の起源の解明に役立つ

An exceptional Devonian fish from Australia sheds light on tetrapod origins p.199

doi: 10.1038/nature05243

医学:視細胞(光受容器)前駆体の移植による網膜の修復

Retinal repair by transplantation of photoreceptor precursors p.203

doi: 10.1038/nature05161

細胞:クモ毒はカプサイシン受容体を活性化して炎症性の痛みを引き起こす

Spider toxins activate the capsaicin receptor to produce inflammatory pain p.208

doi: 10.1038/nature05285

構造生物学:C3bの構造は補体活性の基礎となるコンホメーション変化を明らかにする

Structure of C3b reveals conformational changes that underlie complement activity p.213

doi: 10.1038/nature05172

構造生物学:CRIgと複合体を形成しているC3bの構造は補体活性化の調節を解明するための手がかりとなる

Structure of C3b in complex with CRIg gives insights into regulation of complement activation p.217

doi: 10.1038/nature05263

構造生物学:補体C3bの構造は補体の活性化と調節を解明するための手がかりとなる

The structure of complement C3b provides insights into complement activation and regulation p.221

doi: 10.1038/nature05258

細胞:大腸菌カプセル多糖のトランスロコンWzaは新たな種別の膜タンパク質を定義する

Wza the translocon for E. coli capsular polysaccharides defines a new class of membrane protein p.226

doi: 10.1038/nature05267

細胞:受容体チロシンキナーゼとERKシグナル伝達系の調節因子を探すための機能的RNAiスクリーニング

A functional RNAi screen for regulators of receptor tyrosine kinase and ERK signalling p.230

doi: 10.1038/nature05280

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