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地震:成体ラットの脳細胞の成長を促進

Nature 437, 7063 doi: 10.1038/fake150

哺乳類の脳の海馬は記憶に関係するとされる領域で、成体になってからも新しい神経細胞を生産し続ける。海馬に存在する幹細胞は新しいニューロンへと成長するが、今回この過程を制御する分子シグナルについて、さらに多くのことがわかった。  F Gageたちの報告によれば、「Wnt」ファミリーのタンパク質は、試験管内でも生きたラットの体内でも、新しい脳細胞の誕生を調節するという。彼らは、Wntシグナル伝達系を阻害すると成体ラットでニューロンの形成が阻害されるが、逆にWnt情報伝達系を活性化するとニューロンが増えることを発見した。この知見は、成体の脳の可塑性についての研究に役立つだろう。

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