Letter

宇宙:地球型惑星が受けた激しい後期重爆撃の起源

Nature 435, 7041 doi: 10.1038/nature03676

月における岩石学的記録は、惑星形成のおよそ7億年後、クレーター生成率が一時的に急上昇するという大変動が起こったことを示唆しており、この出来事は後期重爆撃(LHB)として知られている。惑星形成理論だけでは、太陽系の歴史で微惑星衝突が激しくなった時期がこれほど遅いことを説明できない。衝突の急増が遅いことを説明するために、いくつかのモデルが提案されてきたが、それらのどれもが太陽系進化の一貫した枠組みにうまく収まらない。我々は、長く静穏な時期の後に起こった巨大惑星の急速な移動が、LHBの引き金になったと考える。この突発的な移動の間に、これら惑星軌道の外側の微惑星円盤が不安定化し、これが微惑星が内部太陽系へ突然大規模に送り込まれる原因となった。LHBの衝突天体のかなりの部分に当たるこれら微惑星とともに、小惑星帯も強く擾乱を受けたことは、最近の地質化学的な証拠と矛盾しない。我々のモデルでは、LHBを無理なく説明できるだけでなく、外部太陽系について観測で得られている制約条件も再現される。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度