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News & Views

ボーズ‐アインシュタイン凝縮:分子系で凝縮状態を作る

Bose-Einstein condensation: Making it with molecules p.493

1990年代半ばに原子系でボーズ-アインシュタイン凝縮体が作られたのに続く次の大きな目標は、分子系で凝縮体を作ることである。まだ技術的な難問は残っているが、今やこの課題も達成目前となった。

doi: 10.1038/417493a

細胞の運動能:サメの歯と砂丘

Cell motility: Sharks' teeth and dunes p.494

細胞が移動する際には、ラメリポディアと呼ばれる扇状の突起を作らなくてはならない。このような突起の形態や動き方、運動性への寄与は、その構造の分子的な基盤によって大きく変動する。

doi: 10.1038/417494a

地球科学:滑りやすい斜面

Earth science: The slippery slope p.497

地震波の測定記録から、米国太平洋北西岸周辺部の海底には、強度が低く滑りやすい岩石の帯があるらしいことが示された。このような脆弱な層は、地震の破壊限界を制約している可能性がある。

doi: 10.1038/417497a

進化生物学:多数派の影響

Evolutionary biology: Crowning glories p.498

中新世に、ヨーロッパの草食動物は長冠歯と呼ばれる歯冠の長い臼歯を持つように進化した傾向が見られるが、これは恐らく多数の地域に共通して生息する動物群によって押し進められたことで、希少種の関与は少ないと考えられる。この結論がもたらす影響は大きい。

doi: 10.1038/417498a

核物理学:核の重さを推し量る

Nuclear physics: Weighing up nuclear masses p.499

理論的に計算された原子核重量と実験的に測定された値を一致させるのは難しい。核内部のカオス的な動きがこういうくいちがいを引き起こすのかもしれない。

doi: 10.1038/417499a

イオンチャネル:開いたチャネル閉じたチャネル

Ion channels: An open and shut case p.501

殆どのイオンチャネルは、環境からの刺激に応じて開いたり閉じたりする。開閉を制御する機構があるからだ。Ca2+依存性K+チャネルの結晶構造が明らかにされ、開閉を制御する仕組みがかなり明らかになってきた。

doi: 10.1038/417501a

神経生物学:聴覚のモデル

Neurobiology: Model hearing p.502

過去50年間、動物が音源の位置を決定する機構に関して、聴覚系の研究ではある1つのモデルが主として使われてきた。しかし、新しい研究によれば、このモデルは哺乳動物の場合には適当でないようである。

doi: 10.1038/417502a10.1038/

Articles

生理:カルシウム依存性カリウムチャネルの結晶構造と開閉機構

Crystal structure and mechanism of a calcium-gated potassium channel p.515

doi: 10.1038/417515a

生理:イオン通過孔が開状態にあるカリウムチャネルのコンホメーション

The open pore conformation of potassium channels p.523

doi: 10.1038/417523a

Letters

宇宙:特異なX線パルサー4U0142+61からの可視光のパルス

Optical pulsations from the anomalous X-ray pulsar 4U0142+61 p.527

doi: 10.1038/417527a

物性:ボーズ―アインシュタイン凝縮体における原子―分子コヒーレンス

Atom?molecule coherence in a Bose?Einstein condensate p.529

doi: 10.1038/417529a

物理:集光におけるエネルギーの流れの量子制御

Quantum control of energy flow in light harvesting p.533

doi: 10.1038/417533a

地球:逆転した大陸モホ面と前弧マントルの蛇紋岩化

An inverted continental Moho and serpentinization of the forearc mantle p.536

doi: 10.1038/417536a

進化:新第三紀には分布域の広い哺乳類が長冠歯の進化的増大を押し進めた

Common mammals drive the evolutionary increase of hypsodonty in the Neogene p.538

doi: 10.1038/417538a

生態:多数の生物種からなる食物網の理解を助ける単一種モデル

Single-species models for many-species food webs p.541

doi: 10.1038/417541a

聴覚:マイクロ秒オーダーの両耳間時差の符号化に不可欠な厳密な抑制

Precise inhibition is essential for microsecond interaural time difference coding p.543

doi: 10.1038/417543a

医学:軸索再生を促進するNogo-66受容体アンタゴニストペプチド

Nogo-66 receptor antagonist peptide promotes axonal regeneration p.547

doi: 10.1038/417547a

免疫:自然免疫の構成成分は細菌のバイオフィルム形成を防ぐ

A component of innate immunity prevents bacterial biofilm development p.552

doi: 10.1038/417552a

神経:融合小胞の数によって異なる中枢シナプスのエンドサイトーシス速度

Single and multiple vesicle fusion induce different rates of endocytosis at a central synapse p.555

doi: 10.1038/417555a

DMY is a Y-specific DM-domain gene required for male development in the medaka fish p.559

doi: 10.1038/nature751

細胞:PPARγ2刺激による脂質生成には、転写コアクチベーターTRAP220が必要である

Transcription coactivator TRAP220 is required for PPARγ2-stimulated adipogenesis p.563

doi: 10.1038/417563a

生理:シロイヌナズナの光合成におけるシトクロムc6とプラストシアニンの機能的関係

Functional relationship of cytochrome c6 and plastocyanin in Arabidopsis p.567

doi: 10.1038/417567a

Review Article

化学:C−H結合活性化の理解と活用

Understanding and exploiting C?H bond activation p.507

doi: 10.1038/417507a

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