Letter

宇宙:木星磁気圏の夕側

Nature 415, 6875 doi: 10.1038/415991a

木星の磁気圏界面についての数少ない探査機による単独観測結果により、この磁気圏界面が、太陽風の動圧の変動に応じて内側や外側に動くと推測されてきた。地球では、この運動がどのように起きるかの物理的側面を解明するために、複数の探査機による観測がおこなわれた。これによって進行中の過渡的な事象を垣間見ることができるからだ。今回、我々は、木星の磁気圏界面の大きさが太陽風の圧力の増加に応じて相対的に小さくなる過渡期に実施された一連のほぼ同時的な二点測定結果を提示する。木星の磁気圏界面の反応は、地球の場合と非常に似ており、地球の磁気圏の研究に基づいて得られた理解が妥当なことが確認された。また今回の測定データは、磁気圏界面のすぐ内側に、よく発達した境界層があることの証拠にもなっている。

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