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宇宙:磁気圏電子の注入による木星の過渡的なオーロラ

Nature 415, 6875 doi: 10.1038/4151003a

地球の磁気圏に捕われた高エネルギーの電子とイオンは、突然、地球に向かって加速されることがある。これら注入された電子とイオンの一部は磁力線に沿って進んで大気上層部にぶつかり、地球のオーロラ(北極光と南極光)のいくつかの動的な特徴を作り出す。木星のオーロラは、いくつかの点で地球のものに似ている。両方とも極を回る大きな楕円形のように見え、両方とも過渡的な事象を示す。しかし、木星と地球の磁気圏は、特に動力を得るメカニズムなどで非常に異なっており、地球のオーロラの磁気圏での発生のしくみが、木星上のものと同じかどうかはわかっていない。今回、我々は、木星の磁気圏での電子の注入方式が地球に似ていることと、木星の極領域での過渡的なオーロラの特徴との間に直接的な関係があることを明らかにする。この関係は、地球で起きるものと極めて似ており、したがって、惑星によって磁気圏には大きな違いがあるにもかかわらず、オーロラを発生させるいくつかのプロセスが、太陽系を通じて同じであることを示唆している。

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