2018年11月9日(金)

細胞検索エンジンが拓く新世界
~生命科学・医療・バイオ産業への展開~

顕微鏡は細胞の世界の探索を可能とし、それにより細胞構造や血球の多様性、微生物の分類などが明らかになりました。顕微鏡は現在、生物学の基盤技術として、細胞形態や細胞内分子をより詳しく観察するための高精細化や多次元化、自動化などの進化を遂げています。しかし、多様性を持つ無数の細胞から希少な目的細胞を「人間」が見つけ出すには、膨大な時間だけでなく、偶然と幸運(セレンディピティ)が必要とされました。そして、これらの条件をクリアして目的細胞を発見したとしても、その採取には熟練した技術を要するという問題がありました。

この度、内閣府による革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の1つ、合田圭介プログラムマネージャーによる『セレンディピティの計画的創出』では、細胞検索エンジンの開発に成功しました。光科学・情報科学・機械工学・分子生物学など、さまざまな分野の最先端技術を融合することで実現したこの検索エンジンは、高速の撮像と人工知能を組み合わせることにより、膨大な数の細胞集団から目的の細胞を自動で分取できます。

本イベントでは、プログラムの最終成果報告を行うと共に、セレンディピターの開発の経緯や、血液検体と微細藻類を用いた実証事例を元にその活用案をご紹介します。汎用性の高い本技術の生命科学・医療・バイオ産業への展開について、参加者の皆さまの積極的なご意見をお待ちしております。イベント終了後には、細胞検索エンジン開発拠点であるセレンディピティラボのツアーと、記者懇談会を企画しております。参加ご希望の方は申し込みフォームにてお申し出ください。

* Nitta et al., Intelligent Image-Activated Cell Sorting, Cell 175, 1 (2018)

2018年11月9日(金)

受付 12:30 ~ 13:00
『細胞検索エンジンが拓く新世界』 13:00 ~ 16:00
ラボツアー 16:00 ~ 17:00
記者懇談会 16:00 ~ 16:50

東京大学 本郷キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1
※会場のご案内は、当選通知と併せてご連絡いたします。

申込締切 2018年10月26日(木)17:00
参加費 無料
参加者選定 抽選(2018年11月1日発表予定)
Keisuke Goda

合田 圭介(ごうだ けいすけ)

科学技術振興機構 ImPACT プログラム・マネージャー
東京大学大学院理学系研究科 教授

先端光技術を基軸とした分野横断型研究の第一人者。新規の研究分野・産業の開拓と価値観の創造に取り組んでいる。世界経済フォーラム「ダボス会議」のヤング・グローバル・リーダー、AERAの「日本を突破する100人」に選出される。理学博士。

Nao Nitta

新田 尚(にった なお)

科学技術振興機構 ImPACT プログラム・マネージャー補佐

東京大学大学院工学系研究科在学中より、ベンチャー企業にて細胞機能解析装置の開発および事業化に関わる。また、ソニー株式会社で、フローサイトメーター事業の立ち上げに従事する。博士(工学)。

Yu Hoshino

星野 友(ほしの ゆう)

九州大学大学院工学研究院 准教授

カリフォルニア大学アーバイン校(日本学術振興会特別研究員)、同校理学部化学科Assistant Project Scientistを経て、九州大学大学院工学研究院 化学工学部門助教に就任。2013年より現職。

Atsuhiro Nakagawa

中川 敦寛(なかがわ あつひろ)

東北大学病院臨床研究推進センター 特任准教授

頭部外傷を中心とした神経救急、および頭部外傷のトランスレーショナルリサーチ、手術用治療器の研究開発に従事。東北大学病院臨床研究センターバイオデザイン部門では、医療現場のニーズに沿った事業の構築を目指すベッドサイドソリューションプログラムを担当している。

Tatsuro Wakabayashi

若林 拓朗(わかばやし たくろう)

株式会社ティムス 代表取締役社長

大学技術シーズを基盤としたベンチャー企業支援に特化したファンドを日本で初めて創設し、多くの投資実績を持つ。2018年5月より、投資先の一社である東京農工大発創薬ベンチャー、株式会社ティムス代表取締役社長に就任。

Tomokazu Yoshida

吉田 智一(よしだ ともかず)

シスメックス株式会社 執行役員 中央研究所長

国立循環器病センター研究所で、循環器領域研究に取組み、Novartis Pharmaにて中枢性疾患、がん領域の創薬研究立ち上げ、研究推進を実施。シスメックス株式会社入社後、個別化医療実現に向けた診断技術に関する研究開発、技術戦略立案に携わり、現在は、研究開発マネジメント及び外部研究機関等とのコラボレーションマネジメントを担当。

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