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Table of Contents: 2019年1月号

カバーストーリー「ミトコンドリアが内皮細胞の増殖を支える」

血管新生では内皮細胞が解糖を要求するが、この過程におけるミトコンドリア呼吸鎖の働きは明らかにされていない。今回著者たちは、内皮細胞の増殖にはミトコンドリアの生合成の役割が必要であり、血管新生には内皮細胞のミトコンドリア呼吸が必要であることを明らかにした。

See Diebold et al.

Image: Lauren Diebold. Cover Design: Sam Whitham.


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7 January 2019
Slc12a8はニコチンアミドモノヌクレオチド輸送体である
今井 眞一郎 / ワシントン大学医学部発生生物学部門・医学部門
注目のハイライト
22 January 2019
肢の骨に隠れている血管が判明
Hidden blood vessels in limb bones revealed
今月号の目次
Editorial | 7 January 2019
発展中の領域のコミュニティージャーナルとして
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0026-3
Comment | 7 January 2019
代謝のこれからの10年
Fredrik Bäckhed, Elisabetta Bugianesi, Heather Christofk, Ivan Dikic, Rana Gupta et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0022-7
Comment | 7 January 2019
マウスの系統に注意
José Antonio Enríquez
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0018-3
News & Views | 7 January 2019
謎だったNMN輸送体が発見された
Lindsay E. Wu & David A. Sinclair
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0015-6
News & Views | 3 December 2018
血管疾患:マイクロRNA活性をアテローム性動脈硬化防御作用に結び付けるlncRNA
Tamer Sallam & Peter Tontonoz
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0012-9
News & Views | 7 January 2019
繊維症を治す代謝戦略?
Joshua D. Rabinowitz & Gökhan M. Mutlu
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0013-8
News & Views | 7 January 2019
内皮細胞の代謝 ― これまで考えられていたよりも複雑なミトコンドリアの複合体IIIの役割
Jorge Andrade & Michael Potente
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0019-2
Review Article | 30 December 2018
クレブス回路の代謝物を免疫およびがんのシグナル伝達と結び付ける
Dylan G. Ryan, Michael P. Murphy, Christian Frezza, Hiran A. Prag, Edward T. Chouchani et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0014-7
クレブス回路の代謝中間体は生体エネルギーおよび生合成の要求を満たしているが、近年はシグナル伝達との結び付きも明らかにされている。今回のReviewの著者たちは、コハク酸、フマル酸、イタコン酸、2-ヒドロキシグルタル酸異性体、アセチルCoAが発揮するそうした非代謝的シグナル伝達機能を免疫細胞とがん細胞の両方においてまとめた。
Review Article | 7 January 2019
生物のエネルギー恒常性の微生物による調節
Patrice D. Cani, Matthias Van Hul, Charlotte Lefort, Clara Depommier, Marialetizia Rastelli et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0017-4
腸内マイクロバイオームは、宿主の生理機能や、代謝疾患などの疾患の重要な調節要因であることが明らかになってきた。今回Caniたちは、腸内微生物相が宿主の代謝調節に影響を及ぼす機構について概説した。
Article | 7 January 2019
Slc12a8はニコチンアミドモノヌクレオチド輸送体である
Alessia Grozio, Kathryn F. Mills, Jun Yoshino, Santina Bruzzone, Giovanna Sociali et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0009-4
ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)はNAD+の生合成前駆体であるが、NMNがどのようにして細胞内に取り込まれるのかは、完全に解明されているわけではない。今回著者たちは、Slc12a8遺伝子がNMNの特異的輸送体をコードすることを発見した。この輸送体はin vitroおよびin vivoのマウス腸内で、NMNの取り込みと細胞のNAD+レベルを調節していた。
Article | 19 November 2018
GIPは骨髄細胞由来のS100A8/A9を抑制することで炎症や体重を調節する
Fernanda Dana Mantelmacher, Isabel Zvibel, Keren Cohen, Alona Epshtein, Metsada Pasmanik-Chor et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0001-z
グルコース依存性インスリン分泌刺激ペプチド(GIP)は、栄養に応答して放出される腸のインクレチンホルモンである。今回著者たちは、骨髄細胞においてGIP受容体シグナル伝達を喪失させると、脂肪組織において炎症性S100A8/A9の放出が促進されることを示し、GIPの抗炎症および抗肥満の機構を報告した。
Article | 19 November 2018
アンドロゲン受容体が駆動する前立腺がんではミトコンドリアのピルビン酸の取り込みが代謝脆弱性である
David A. Bader, Sean M. Hartig, Vasanta Putluri, Christopher Foley, Mark P. Hamilton et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0002-y
前立腺腺がんにおいてアンドロゲン受容体(AR)が駆動する増殖の代謝依存性はほとんど分かっていないが、ホルモン療法が有効でない場合には、治療標的になるかもしれない。今回著者たちは、ミトコンドリアピルビン酸輸送体(MPC)がARによる転写調節を受けること、また、MPCを阻害すると、ホルモン感受性前立腺がんおよび去勢抵抗性前立腺がんにおいて腫瘍の増殖が抑制されることを実証した。
Article | 19 November 2018
肥満においてはANT2のノックダウンにより、脂肪細胞の低酸素状態が低減し、インスリン抵抗性が改善される
Jong Bae Seo, Matthew Riopel, Pedro Cabrales, Jin Young Huh, Gautam K. Bandyopadhyay et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0003-x
肥満や脂肪組織の機能不全では低酸素状態が引き起こされることが知られている。今回著者たちは、高脂肪食摂取の開始後早期に、ミトコンドリアタンパク質ANT2(adenine nucleotide translocase 2)が活性化されることで、脂肪細胞の酸素消費が上昇すること、また、ANT2を特異的に阻害すると、脂肪組織の低酸素状態、炎症、インスリン抵抗性が低減することを示した。
Article | 3 December 2018
長鎖非コードRNAであるCHROMEは霊長類においてコレステロール恒常性を調節する
Elizabeth J. Hennessy, Coen van Solingen, Kaitlyn R. Scacalossi, Mireille Ouimet, Milessa S. Afonso et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0004-9
コレステロール恒常性の維持はヒトの健康に不可欠である。今回著者たちは、CHROMEと呼ばれる、霊長類特異的な長鎖非コードRNAを特定して特徴付けを行い、CHROME がmiRNAの微調節によりコレステロール恒常性を制御すること、また、CHROMEのレベルはヒトのアテローム性動脈硬化で上昇していることを示した。
Article | 7 January 2019
トランスフェリン受容体2はBMPおよびWntシグナル伝達を介して骨量と病的骨形成を制御する
Martina Rauner, Ulrike Baschant, Antonella Roetto, Rosa Maria Pellegrino, Sandra Rother et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0005-8
トランスフェリン受容体2(Trf2)は、肝臓内で働いて鉄恒常性を調節することが知られている。今回著者たちは、Trf2が骨芽細胞特異的にBMPシグナル伝達を調節することで骨恒常性を調節するという、これまで知られていなかった役割を報告した。
Article | 7 January 2019
ギブスエネルギー散逸の上限が細胞の代謝を支配する
Bastian Niebel, Simeon Leupold & Matthias Heinemann
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0006-7
生物が異なっても代謝フラックスのパターンは類似しているが、その根底を支配している原理は未解明である。今回Niebelたちは、制約に基づく熱力学・化学量論モデルとともに定量的なメタボロームおよび生理学的データを用いることにより、細胞のギブスエネルギー散逸率の上限を発見した。これは各種の生物の代謝を決定付けている可能性がある。
Article | 3 December 2018
脂肪細胞でのホルモン感受性リパーゼとChREBPの相互作用がインスリン感受性を制御する
Pauline Morigny, Marianne Houssier, Aline Mairal, Claire Ghilain, Etienne Mouisel et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0007-6
脂肪細胞でのインスリンシグナル伝達の障害はインスリン抵抗性の特徴である。今回著者たちは、ホルモン感受性リパーゼが細胞質にグルコース応答性転写因子ChREBPを隔離できること、これによってその標的であるELOVL6の転写が妨げられ、インスリンシグナル伝達が低下することを示した。
Article | 7 January 2019
皮膚繊維芽細胞の代謝調節は皮膚の細胞外マトリックスの恒常性および繊維症に関与する
Xiao Zhao, Pamela Psarianos, Laleh Soltan Ghoraie, Kenneth Yip, David Goldstein et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0008-5
細胞外マトリックス(ECM)の恒常性は組織の正常な機能に不可欠であり、損傷や外傷、疾患で恒常性が乱されると繊維症が生じる。今回著者たちは、解糖と脂肪酸酸化経路が繊維芽細胞の挙動を調節しており、それぞれがECMの上方制御と下方制御において相反する影響を持つことを明らかにした。
Article | 7 January 2019
血管新生中の内皮細胞の増殖にはミトコンドリアの複合体IIIが必要である
Lauren P. Diebold, Hyea Jin Gil, Peng Gao, Carlos A. Martinez, Samuel E. Weinberg et al.
Nature Metabolism 1, doi:10.1038/s42255-018-0011-x
血管新生では内皮細胞(EC)が解糖を要求するが、この過程におけるミトコンドリア呼吸鎖の働きは明らかにされていない。今回著者たちは、ECの増殖にはミトコンドリアの生合成の役割が必要であり、血管新生にはECのミトコンドリア呼吸が必要であることを明らかにした。
 
 

機械学習のリモデリング:科学者のように考えるAI

現代の機械学習は、科学者の手に負えない大量のデータの分類に大いに役立っている。 しかし、科学的プロセスにとって欠かすことのできない推理や推論を必要とするような作業には、 あまり役に立っていない。今、ある科学者グループが、まったく新しいタイプの機械学習によって この問題を解決しようと取り組んでいる。新しいアプローチの目的は、相互作用してデータを 生成する基本的なアルゴリズムモデルを見出し、科学者による因果関係のダイナミクスの解明を 補助することにある。このアプローチは、細胞生物学や遺伝学など幅広い分野の研究者を補助し、 典型的な機械学習が想定していないタイプの疑問に答えられる可能性がある。

 
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