HIGHLIGHTS
ngeo.2007.71
海洋学: 世界一周
(英語版はこちらから)
Heike Langenberg
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三大海洋の各海盆では、南極大陸周辺に由来する高密度水が海底層を循環しており、大西洋では、北からの上層循環セルが下層ループを覆っている。
赤道の平行線に沿って平均すると、世界の海洋は2つの巨大な垂直積層ループ内で北極・南極間を循環していることが、逆モデリング研究から明らかになった。上層循環セルは、水深約2,000^mまで伸びており、北半球の亜寒帯に沈み込む水塊と南洋で上昇する水塊とをつないでいる。もう1つのループはその下にくっついており、水塊は南極大陸周辺の海底に沈み、海盆の起伏の激しい海底に沿って北上しながら上昇する。
米国海洋大気庁(マイアミ)のR Lumpkinとフロリダ州立大学のK Speerは、逆海洋モデルを使用した。このモデルは、海流や海洋と大気の交換について我々の知識が不完全でも、それに対して最適な循環パターンを得ることができるモデルである1。Lumpkinらはこのモデルに、風および大気による熱交換に関する地球的規模のデータと、1985年から1996年にかけて全球海洋大循環実験から得られた海流のデータを組み入れた。
このモデルから得られる地球規模の2つのセル循環パターンは、大西洋とインド洋-太平洋で異なり、上部セルは大西洋の方がはるかに卓越している。
出典1. Lumpkin, R. & Speer, K. Global ocean meridional overturning. J. Phys. Oceanogr. 37, 2550-2562 (2007).
