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Nature Chemistry

自己集合ホスト内における包接化による水中での最小ヌクレオチド二重鎖の形成

Minimal nucleotide duplex formation in water through enclathration in self-assembled hosts

モノヌクレオチドやジヌクレオチドなどの短いヌクレオチド断片は、通常、水中で安定な水素結合塩基対すなわち二重鎖を形成できない。しかし、酵素の疎水ポケット内では、短い断片であっても安定な二重鎖を形成して遺伝情報を伝える。今回我々は、自己集合ケージの疎水性空孔内での包接化を通して水中でモノヌクレオチドから水素結合塩基対が効率よく形成されることを実証する。結晶構造解析および1H-および15N-NMR分光法によって、ケージの空孔内でのモノヌクレオチドの対選択的認識および逆Hoogsteen塩基対の選択的形成が明確に示されている。類似の大型ケージ内では、ジヌクレオチドが水中で安定な二重鎖を形成することも見いだされている。これらの結果は、水溶液から隔離された局所的疎水領域でどのようにして水素結合塩基対合が増幅されるかを強調するものである。

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著者名・所属機関名

澤田知久、吉沢道人、佐藤宗太、藤田誠(東京大学大学院工学系研究科)