Nature Physics 2,364 (2006) | doi: 10.1038/nphys333
ダイヤモンドのフォトニック結晶
実用的な量子コンピューターの回路を構築するために提案されている多くの候補システムのうち、ダイヤモンドにおける窒素欠陥の超寿命電子スピンを使用するスキーム(本号408ページ参照)が注目を集めている。
そのようなスキームのスピン状態の初期化および読み出しは光を使って行われる。この過程の効率を上げるためには、ダイヤモンド自体に一連のフォトニック結晶キャビティを集積して各入出力スピン状態の回りに光の場を集中することが有効である。しかし一見したところでは、ダイヤモンドの屈折率は低く強結合に必要な高いQ値を得るのは困難であるように思われる。
しかしS T Hanicら(Opt. Express 14,
3556-3562; 2006)はこれに反論している。彼らは、ダイヤモンドのナノフォトニック結晶キャビティの構造(写真)を数値的に最適化して3×104のQ値を実現した。これは、光アドレシングの原理の実証に十分な値である。
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