Nature Physics 2,296 (2006) | doi: 10.1038/nphys307
盲目の時計職人への信頼
工学技術に進化アルゴリズムを用いるのは新しいことではなく、飛行機から医薬品に至るまであらゆる設計で利用されている。
しかし、進化アルゴリズムは地球上の全生命のデザインに関与しているにもかかわらず、設計者が進化アルゴリズムを信頼して特定の問題の解をゼロから見つけようとすることはまれで、ほぼ最適であると思い込んでいる知的推測を用いようとすることが多い。
使用する材料の屈折率を除いて仮定をおかずに、高品質光共振器の構築に着手したM Lipsonらはそうではなかった(Phys. Rev. Lett. 96, 143904; 2006)。屈折率の高い物質と低い物質でできたランダムな初期パターンに進化アルゴリズムを適用することによって、Q値が300で光の波長よりはるかに小さなモード体積をもつ構造を彼らは発見した。この構造は、おそらく誰も光の閉じ込めを意図して作ったことはなかったはずだが、それでもちゃんと機能するのである。
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