Japanese Author

自律性を備えた人工細胞を創出し、生命と物質の境界を探る

瀧ノ上 正浩

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120226

「生命とは何か」という問いに物理学で答えていこうと挑戦しているのが瀧ノ上正浩・東京工業大学講師だ。生命の本質を微小空間で再現し、その挙動を数式で表す。いま挑戦しているのは、細胞の自律性を人工的に作り出すことだ。

–– Natureダイジェスト:なぜ、人工細胞を作るのですか?

瀧ノ上:生命と物質の違いを理解したいからです。生命のモデルを物質から合成することで、生命に必須な基本的特徴を明らかにしようとしています。

–– 合成してみるという研究方法は、生物学では珍しいのではないでしょうか?

以前はそうだったかもしれません。しかし今は、分子生物学の研究が進んで生命に関する膨大な情報が得られるようになったので、それを利用して生命機能を再構成したり、設計したりするアプローチも盛んになっていると思います。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度