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最も遠いクエーサーを発見

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 4 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180436

原文:Nature (2018-01-25) | doi: 10.1038/d41586-018-00818-8 | A beacon at the dawn of the Universe

Eilat Glikman

クエーサーは、宇宙で最も明るい連続的な放射源だ。今回、これまでに見つかった中で最も遠いクエーサーが発見され、その測定から、初期宇宙の進化と構造を知る手掛かりが得られた。

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Robin Dienel, courtesy of the Carnegie Institution for Science.

クエーサーと呼ばれる天体は、1963年の発見以来1、初期の宇宙の最も強力なプローブ(探針)の1つだ。クエーサーは当初、極端に高い光度を持つ不可解な放射源だったが、現在は、周囲からガスを貪欲に吸い込み、その過程で大量の放射を放出している超大質量ブラックホールであることが分かっている。今回、カーネギー研究所天文台(米国カリフォルニア州パサデナ)のEduardo Bañadosらは、これまでに見つかった中で最も遠いクエーサーの観測をNature 2018年1月25日号473ページで報告した2。このクエーサーから検出された光は、宇宙の年齢がわずか6億9000万年(現在の宇宙年齢の5%)だったときに放出されたものだ。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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