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2018年、科学界はどう動く?

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 3 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180313

原文:Nature (2018-01-04) | doi: 10.1038/d41586-018-00009-5 | What to expect in 2018: science in the new year

Elizabeth Gibney

2018年の科学界では、キログラムの再定義、はやぶさ2の小惑星到着、遺伝子編集を応用した新たな治療の臨床試験、科学出版を巡る対立の決着など、さまざまな動きが予想される。

宇宙観測

カナダ・ブリティッシュコロンビア州に建設された電波望遠鏡「CHIME」(カナダ水素強度マッピング実験)が2018年、フル稼働し始める予定だ。その観測により、原因不明の現象、高速電波バーストが今ほど謎めいた現象ではなくなる可能性がある。高速電波バーストはミリ秒レベルのごく短時間の電波が観測される現象で、2007年に発見されたが、観測例は全部で数十例にすぎない。天文学者たちは、CHIMEを使って1日当たり数十例を観測したい考えだ。4月には、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ガイア」の2番目の観測データセットが公表される予定で、天文学者たちはすぐに解析に取り掛かるだろう。ガイアは、銀河系の10億個以上の星の位置と運動を精密に調べる計画であり、新たなデータは、銀河系の渦巻き形状に関する理解を進める可能性がある。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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