Editorial

遺伝子ドライブの研究は「安全第一」で

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 3 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180340

原文:Nature (2017-12-07) | doi: 10.1038/d41586-017-08214-4 | Gene-drive technology needs thorough scrutiny

科学者は、遺伝子編集が環境に及ぼす危険を指摘する努力を続けなければならない。

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APU GOMES/AFP/Getty Images

2017年12月5日からカナダのモントリオールで開催される会合で、科学者、環境保護活動家などの専門家が、遺伝子編集技術の一種「遺伝子ドライブ」が環境に影響を及ぼす可能性について議論することになっている。そして、遺伝子ドライブの推進派と反対派は、多くの点で意見が一致する傾向にある。遺伝子ドライブは、新しく登場した技術だが、強力な手法となる可能性を秘めており、これによって多大な恩恵がもたらされる可能性がある一方で、大きな被害が発生する恐れもある(Nature ダイジェスト 2015年11月号「『遺伝子ドライブ』の進歩に遅れるな」参照)。必ずリスクを綿密に調べ、その上で慎重に利用するのが望ましいとされる。多くの点で両派の意見が一致することについては、直ちに理解しづらい場合があるかもしれないが、議論において語気を荒らげる推進派と反対派は、こうした共通の基盤を忘れてはならない。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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