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記憶T細胞の起源

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 3 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180337

原文:Nature (2017-12-21) | doi: 10.1038/d41586-017-08280-8 | The origins of memory T cells

Kyla D. Omilusik & Ananda W. Goldrath

以前に遭遇したことのある病原体から体を防御する「記憶T細胞」。この細胞の起源について論争が続いていたが、このほど、DNA修飾を長期間追跡した2つの研究によって、エフェクターT細胞から生じることが明らかになった。

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Science Picture Co/Collection Mix: Subjects/Getty

長期生存する記憶T細胞は、以前に遭遇した特定の微生物を「覚えて」いて、その病原体に再び曝露されると迅速な応答を開始する。ワクチン接種は記憶T細胞のこの能力を利用したもので、感染症による病状や死亡を大きく低減させてきた。免疫学的記憶が確立・維持される仕組みを理解することができれば、ワクチン設計を改良するための手掛かりが得られる可能性がある。このほど、記憶T細胞が生じる細胞集団と、その記憶T細胞集団が生じる過程が明らかにされ、2編の論文として報告された。エモリー大学医学系大学院(米国ジョージア州アトランタ)のRama S. AkondyらはNature 2017年12月21号362ページ1に、同大学院および聖ジュード小児研究病院(米国テネシー州メンフィス)のBen YoungbloodらはNature 2017年12月21号404ページ2に、それぞれ研究成果を報告した。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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