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T細胞は腫瘍細胞をどのように見つけ出すのか

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180239

原文:Nature (2017-11-23) | doi: 10.1038/d41586-017-07267-9 | How T cells spot tumour cells

Siranush Sarkizova & Nir Hacohe

免疫療法は、T細胞を再活性化して、腫瘍細胞を破壊する。このほど、腫瘍とT細胞の相互作用をモデル化することにより、特定の腫瘍細胞がT細胞の標的になる理由が示唆され、免疫療法の転帰の予測が改善された。

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JUAN GAERTNER/SPL/Getty

免疫系のT細胞は、感染細胞やがん細胞など、体への脅威となる細胞の識別と除去に重要な役割を担っている。このほど、腫瘍はどれほど効率的にT細胞に検出されるのか、つまり免疫原性として知られる、腫瘍の性質を評価する枠組みがNature 2017年11月23日号に掲載された2つの論文(著者の多くが両論文で共通)で提案された。スローン・ケタリング記念がんセンター(米国ニューヨーク)のVinod P. Balachandran ら1512ページに、プリンストン高等研究所(米国ニュージャージー州プリンストン)のMarta Łukszaら2517ページに、その研究成果を報告している。これらの論文では、著者らが開発した腫瘍免疫原性スコアを割り付けるモデルを用いると、チェックポイント阻害と呼ばれるがん免疫療法の1つに対する臨床応答を予測できることが実証された。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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