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「ヒト胚の育成」入門編

技術の進歩により、ヒト胚発生の最初の段階について解明が大きく進み始めており、倫理的に越えてはいけない一線に迫りつつある。

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ILLUSTRATION: TOBY LEIGH

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2018.181020

原文:Nature (2018-07-04) | doi: 10.1038/d41586-018-05586-z | The labs growing human embryos for longer than ever before

Helen Shen

2013年半ば、発生生物学者Magdalena Zernicka-Goetzはある世界記録に挑戦すべく神経の張り詰めた2週間を送った。彼女はケンブリッジ大学(英国)の同僚らと、ヒト胚を実験環境でそれ以前の記録よりも長く育てようとしていたのだ。微小な細胞塊がどのようにして自己を複数の部分からなる複雑な構造に変貌させていくのかについて、手掛かりを集めたいと思ったのである。以前の試みでは受精後約1週間で発生が立ち往生してしまったが、その時点以降のヒト発生にはもっと多くの「知るべきこと」があると、Zernicka-Goetzには分かっていた。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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