Research Highlights

ネコの「世界征服」の始まりは新石器時代

Nature ダイジェスト Vol. 14 No. 9 | doi : 10.1038/ndigest.2017.170913

原文:Nature (2017-06-22) | doi: 10.1038/546480a | The feline line

200点を超えるネコの遺物や標本から、ネコが世界に分散し始めた時期と場所が明らかになった。

猫の姿をしたエジプトの女神バステトの像。 | 拡大する

Werner Forman/Universal Images Group/Getty

ネコ(狭義のネコ、つまりイエネコ)は現在、南極大陸を除く全大陸に分散しており、進化論的な観点から成功を収めた動物であることに疑いの余地はないだろう。ネコの家畜化の過程についてはまだ謎が多いが、その分散と進化を解明するための手掛かりが今回、さまざまな時代や地域のネコの標本に由来する古代DNAの分析から得られた。ルーヴァン・カトリック大学(ベルギー)のClaudio Ottoniらが200点を超えるネコの遺物や標本を調べ、Nature Ecology & Evolutionに報告した1。その分析の対象は、9000年前の骨から、エジプトのネコのミイラ、現代のリビアヤマネコに至るまで幅広い。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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