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エルニーニョ現象で熱帯の森林が二酸化炭素の放出源に

Nature ダイジェスト Vol. 14 No. 11 | doi : 10.1038/ndigest.2017.171111

原文:Nature (2017-08-17) | doi: 10.1038/nature.2017.22440 | Massive El Niño sent greenhouse-gas emissions soaring

Gabriel Popkin

強いエルニーニョ現象による高温や干ばつで、熱帯の森林が放出する二酸化炭素量が大きく増加していたことが分かった。

2015年12月の海面水温。強力なエルニーニョ現象が発生し、太平洋の中部から東部にかけて海面水温が高くなっていることが分かる。 | 拡大する

NASA/GSFC/GMAO/R. Kovach

2014年夏から2016年春にかけての強いエルニーニョ現象の影響により、ピーク時(2015年5月〜2016年4月)の1年間に熱帯の陸地の生物圏(森林など)から放出された二酸化炭素量は、ラニーニャ現象が起きていた2011年と比較して33億トン(炭素換算)増えていたことが、米国の観測衛星の測定と分析で分かった。2015年の1年間でみても2011年に比べて25億トンの増加だった。研究チームは、熱帯地域の生物圏は全体で、2011年は二酸化炭素を吸収していたが、2015年は放出に変わった、とみている。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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