Nature ダイジェスト

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遺伝子ドライブの安全対策

Nature ダイジェスト Vol. 13 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2016.160206

原文:Nature (2015-11-16) | doi: 10.1038/nature.2015.18799 | Safety upgrade found for gene-editing technique

Heidi Ledford

「遺伝子ドライブ」でゲノムが改変された生物が自然界に流出し拡散すれば、生態系に多大な影響が及ぶ恐れがある。この懸念を軽減させ安全性を高めるために、遺伝子ドライブの影響を封じ込める2通りの方法が開発された。

遺伝子ドライブの仕組みと影響
a CRISPR-Cas9系遺伝子ドライブでは、片方の染色体に導入された目的の変異が、もう片方の染色体の該当部位にも生じるよう設計されている。
b 遺伝子ドライブ導入個体(青色)と野生型個体(灰色)の交配では、導入変異をホモ接合型で持つ子孫が生じ、交配を繰り返すことで、変異が集団内に効果的に拡散する。 | 拡大する

REF.1

生物の集団を丸ごと素早く改変することのできる画期的なゲノム編集技術「遺伝子ドライブ」に、このほどある重要な進歩があった。遺伝子ドライブを導入した生物が実験室の外に流出してしまうのを防ぐ予防策と、それが拡散してしまった際に問題の変異のみを後から消去することのできる対処法が発見されたのだ。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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