Nature ダイジェスト

News

遺伝子ドライブでマラリアと闘う

Nature ダイジェスト Vol. 13 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2016.160204

原文:Nature (2015-11-23) | doi: 10.1038/nature.2015.18858 | ‘Gene drive’ mosquitoes engineered to fight malaria

Heidi Ledford & Ewen Callaway

マラリア原虫に対する耐性遺伝子を持つ蚊をマラリアに苦しむ地域に迅速に広めることができれば、この感染症を永久に根絶できる可能性がある。このほど、遺伝子ドライブでそれが実現でき得ることが示された。

マラリア予防には、現時点では殺虫剤処理を施した蚊帳が最も効果的であるようだ。 | 拡大する

Paula Bronstein/Getty Images/Thinkstock

ヒトは、Plasmodium属の寄生虫が感染している蚊に刺されることでマラリアに感染する。これまでの研究から、体内に熱帯熱マラリア原虫(P.falciparum)が寄生しても、その増殖と伝播を阻止することのできる遺伝子が組み込まれた蚊が報告されているが1、このような耐性遺伝子を野生型の蚊集団に迅速に広める方法がなかった。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度