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遺伝子が示すクモの複雑な進化

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2014.141005

原文:Nature (2014-07-21) | doi: 10.1038/nature.2014.15578 | Spider gene study reveals tangled evolution

Ewen Callaway

遺伝子データを基にした系統樹が作成され、同じような網を作るクモであれば近縁である、という長年の定説が覆された。

メダマグモ科のクモは、さらさらした糸で丸い網を作る。

Matjaž Kuntner

飛んでいる虫を捕らえる方法はいくらでもある。そして、昆虫を捕らえる完璧なわなに思われる「クモの巣(網)」ですら、選択肢のうちの1つでしかないのかもしれない。最新の研究で、数百個の遺伝子に基づいてクモの系統樹が作成された結果、網以外の方法で獲物を捕ることを選択し、造網をやめたクモが多く存在することが示唆されたのだ。丸い形の規則性のある網を作るクモがみな近縁なわけではなく、そうしたクモの種の中には別の方法で獲物を捕る種の方が近い場合もあることがこの研究で示され、数十年来の定説が覆されることになった。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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