Nature ダイジェスト

News Feature

繊維芽細胞から卵を作り出した科学者たち

Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 11 | doi : 10.1038/ndigest.2013.131114

原文:Nature (2013-08-22) | doi: 10.1038/500392a | Stem cells: Egg engineers

David Cyranoski

京都大学の研究チームが、2012年10月、マウスの多能性幹細胞から卵を作製することに成功した。彼らは以前、精子の作製にも成功しており、そうして作られた卵と精子からは繁殖能力のある仔マウスが生まれた。ヒトへの応用が期待される一方で、この技術を失速させないためには、これらの細胞を安全に、かつ倫理にかなうように使用する方法を探る必要がある。

分子生物学者の林克彦は、2012年10月からこれまでに、十数組のカップルから電子メールを受け取った。そのほとんどは中年の夫婦からで、どうしても子どもが欲しいという内容だった。更年期に入った1人の英国人女性は、妊娠を手助けしてもらえるよう、京都大学の彼の研究室を訪れたいとまで言ってきた。「ただただ、子どもが欲しいのです」と彼女はつづっていた。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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