Nature ハイライト

分子生物学: 抑制されたクロマチンから転写を開始ブックマーク

Nature 549, 7670

piRNA(PIWI-interacting RNA)経路は、生殖系列において、トランスポゾンでの抑制性ヘテロクロマチンの確立によるゲノム安定性に重要である。piRNAが、転写抑制されているトランスポゾン内のpiRNA座位から転写される仕組みは解明されていない。今回J Brenneckeたちは、ショウジョウバエ(Drosophila)のpiRNA前駆体の転写開始には生殖系列特異的TFIIA-Lパラログが関与していることを示し、これをMoonshinerと命名した。このタンパク質は、HP1パラログであるRhinoを介してヘテロクロマチン内のpiRNAクラスターに誘導され、RNAポリメラーゼII転写装置のコアと共役する。従って、Moonshinerは抑制されたヘテロクロマチン環境での活発なpiRNA転写を可能にしている。

News & Views p.38
doi: 10.1038/549038a | 日本語要約 | Full Text | PDF
Article p.54
doi: 10.1038/nature23482 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年9月7日号の Nature ハイライト

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