目次

Editorials

ハンガリー政府は、優れた科学拠点であるブダペスト高等研究所を維持するため、応分の負担をすべきだ。

p.139

doi: 10.1038/470139b

遺伝子組み換え昆虫の野外放出実験には公開と説明が不可欠であり、進め方を誤れば不必要に不信感を招くだろう。

p.139

doi: 10.1038/470139a

ヒトゲノム塩基配列解読から10年が経ったが、その成果の実用化は、まだこれからである。

Best is yet to come p.140

doi: 10.1038/470140a

News

エジプトの将来は民主主義、教育、研究改革にかかっていると、自由を求める若者へ科学界から期待感が。

p.147

doi: 10.1038/470147a

米国アラバマ大学では、1年前の研究者による乱射事件の後遺症から立ち直ろうと、懸命の努力が。

p.150

doi: 10.1038/470150a

科学界でのあからさまな性差別は珍しくなったが、社会的障壁はいまだに女性の進出の妨げに。

Science gender gap probed p.153

doi: 10.1038/470153a

製薬大手ファイザー社が研究開発を縮小し、研究部門の人員削減も。

p.154

doi: 10.1038/470154a

DNA合成酵素を“監視”することで1分子のDNAを解読する第三世代のシークエンサーが実用化へ。

Gene reading steps up a gear p.155

doi: 10.1038/470155a

News Features

幹細胞:反対活動家

p.156

科学のためにいったんは宗教を捨てたTheresa Deisherだが、今はヒト胚性幹細胞研究に反対し、法廷で闘っている。

doi: 10.1038/470156a

進化:無腸類にまつわるゴチャゴチャした問題

p.161

無体腔動物というとらえどころのない一群が、生命の系統樹解明の中で、注目を浴びている。

doi: 10.1038/470161a

News & Views

量子制御技術:量子系をちらっと見る

p.178

量子測定には反作用がつきもので、状況に特有の形で系を決まった方向へ動かす。これは、測定法が「鋭くない」ものであれば、一定の測定法を使ってその系を目的の状態に進めるのに使うことができる。

doi: 10.1038/470178a

動物行動:性と暴力の連結

p.179

マウスでは、脳のニューロンで交尾あるいは攻撃のどちらかの際に反応するものが空間的に重なっており、その一部はこの両方の行動に反応する。このことは、人間の行動における性と暴力との間の関係を説明するのに役立ちそうだ。

doi: 10.1038/470179a

古気候学:南極域縁辺からのコア・データ

p.181

南極域縁辺の堆積物は、気候変動に関する情報源としてはまだほとんど使われていない。このような堆積物から今回、過去1万2,000年間の海面水温について、高い価値のある局地的記録が得られた。

doi: 10.1038/470181a

構造生物学:APCの新しい顔

p.182

タンパク質複合体の構造解明は、サブユニットの数が多い場合には特に難しくなる。後期促進複合体APCの場合は、サブユニットの数を少なくしていくことで情報を得るという戦略が成功した。

doi: 10.1038/470182a

有機化学:触媒は金属だけじゃない

p.183

化学でずっと以前から問題になっていたのは、炭素陽イオンと呼ばれる、反応中間体の2つの面を分子に区別させることができる触媒の発見である。この問題の解決方法が今回見つかった。

doi: 10.1038/470183a

Articles

がん:原発性ヒト前立腺がんに見られるゲノムの複雑性

The genomic complexity of primary human prostate cancer p.214

doi: 10.1038/nature09744

脳:マウス視床下部内の攻撃行動責任部位の機能的同定

Functional identification of an aggression locus in the mouse hypothalamus p.221

doi: 10.1038/nature09736

構造生物学:後期促進複合体サブユニット集合の構造的基盤

Structural basis for the subunit assembly of the anaphase-promoting complex p.227

doi: 10.1038/nature09756

Letters

宇宙:赤方偏移z ≈ 5.3にある大質量の原始銀河団

A massive protocluster of galaxies at a redshift of z ≈ 5.3 p.233

doi: 10.1038/nature09681

物理:二次元ボーズ気体におけるスケール不変性と普遍性の観測

Observation of scale invariance and universality in two-dimensional Bose gases p.236

doi: 10.1038/nature09722

工学:ナノプロセッサー用のプログラマブルナノワイヤー回路

Programmable nanowire circuits for nanoprocessors p.240

doi: 10.1038/nature09749

化学:ジチオリン酸により触媒したジエンへの不斉付加反応

Asymmetric additions to dienes catalysed by a dithiophosphoric acid p.245

doi: 10.1038/nature09723

気候:南極半島西側の南大洋海面水温の完新世における変動

Holocene Southern Ocean surface temperature variability west of the Antarctic Peninsula p.250

doi: 10.1038/nature09751

系統分類:無腸動物は珍渦虫と近縁の新口動物である

Acoelomorph flatworms are deuterostomes related to Xenoturbella p.255

doi: 10.1038/nature09676

発生:哺乳類網膜の層形成を制御する膜貫通型セマフォリンシグナル伝達

Transmembrane semaphorin signalling controls laminar stratification in the mammalian retina p.259

doi: 10.1038/nature09675

遺伝:冠動脈疾患と関連のある染色体9p21のDNA変異はインターフェロンγシグナル伝達応答を阻害する

9p21 DNA variants associated with coronary artery disease impair interferon-γ signalling response p.264

doi: 10.1038/nature09753

細胞:SMAD4依存的障壁が前立腺がんの増殖と転移進行を制限する

SMAD4-dependent barrier constrains prostate cancer growth and metastatic progression p.269

doi: 10.1038/nature09677

構造生物学:基質と結合したAPC/CCdh1の構造からD-box共受容体であることが同定されたCdh1とApc10

Structures of APC/CCdh1 with substrates identify Cdh1 and Apc10 as the D-box co-receptor p.274

doi: 10.1038/nature09625

発生:独特なクロマチン標識により明らかとなったヒトの初期発生エンハンサー

A unique chromatin signature uncovers early developmental enhancers in humans p.279

doi: 10.1038/nature09692

細胞:lncRNAは、3′UTRとのAluエレメントに仲介される二本鎖形成によりSTAU1介在性mRNA分解をトランス活性化する

lncRNAs transactivate STAU1-mediated mRNA decay by duplexing with 3′ UTRs via Alu elements p.284

doi: 10.1038/nature09701

Review Articles

医学:ヒトゲノム塩基配列解読のこの10年間の影響

Initial impact of the sequencing of the human genome p.187

doi: 10.1038/nature09792

医学:DNAシーケンシング技術の過去10年間の展望

A decade's perspective on DNA sequencing technology p.198

doi: 10.1038/nature09796

医学:塩基対から臨床の場へゲノム医学の進む道筋

Charting a course for genomic medicine from base pairs to bedside p.204

doi: 10.1038/nature09764

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