Nature Astronomy

天文学コミュニティーのための Nature 関連誌として、オンライン限定ジャーナルNature Astronomy を2017年1月に創刊しました。

Nature Astronomy は、天文学、宇宙物理学、惑星科学の最先端の重要な研究論文、レビュー論文、解説を掲載することにより主要な天文学関係領域を代表し、各領域間の緊密な相互作用を促す、真に学際的なジャーナルです。

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最新Research

Review Article: 電波で静穏な活動銀河核からの電波放射の起源

The origin of radio emission from radio-quiet active galactic nuclei

掲載

本論文では、電波で静穏な活動銀河核(AGN)における電波放射の仕組みを、星形成やAGNのウインドから、光電離したガスからの自由–【ndash】自由放射やAGN円盤のコロナの活動まで概説する。これらの機構は高感度の電波天文台で調べることができる。

Letter: 観測衛星STEREO/EUVIから得られたデータの深層学習解析による太陽の裏側のマグネトグラム

Solar farside magnetograms from deep learning analysis of STEREO/EUVI data

掲載

太陽の裏側のマグネトグラムは、深層学習を用いて観測衛星STEREOの画像から生成され、ヘールの法則を示す活動的な領域がよく再現される。これらの画像を用いて裏側から表側への磁場の時間発展をモニターすることができる。

その他の「最新Research」

おすすめのコンテンツ

アマチュア向け望遠鏡を用い掩蔽によって発見されたキロメートルサイズのカイパーベルト天体

A kilometre-sized Kuiper belt object discovered by stellar occultation using amateur telescopes

Nature Astronomy

掲載

Nature Astronomy 3, 1 | doi: 10.1038/s41550-018-0685-8 (2012)

KAGRA:2.5世代の干渉計重力波検出装置

KAGRA: 2.5 generation interferometric gravitational wave detector

Nature Astronomy

掲載

Nature Astronomy 3, 1 | doi: 10.1038/s41550-018-0658-y (2012)

その他の「おすすめのコンテンツ」

コレクション

オシリス・レックス探査機のベンヌへのミッション

2019年3月

2018年12月31日、NASAの宇宙探査機オシリス・レックス(OSIRIS-REx)は、地球近傍小惑星ベンヌ(小惑星番号 101955)を周回する軌道に入った。この小惑星は有機分子や含水鉱物を保持していると考えられる。

国際周期表年

2019年2月

2019年はドミトリ・メンデレーエフが元素を周期表に整理してから150年となることを記念する、元素国際周期表年である。もちろん、その間に周期表と化学的周期律についての我々の理解は進化しており、このコレクションは150年にわたる研究を特集し、Nature とその関連誌の解説記事やマルチメディアとともに、アーカイブから重要で興味深い研究論文を紹介する。

その他の「コレクション」


「はやぶさ2」のミッション

太陽系内小天体における現在のサンプルリターンのミッションの多くは、2010年のはやぶさによる小惑星イトカワの表面粒子の成功を収めた帰還を足掛かりにしている。現在、小惑星リュウグウのサンプルを収集しているはやぶさ2により、近いうちに全体的なスケール(in situ での観測)から微視的なスケール(実験室での解析)へと、比較惑星学の詳細な研究が可能になると考えられる。Nature Astronomy に掲載された論文の以下のコレクションは、JAXA のミッションの目的と課題に光を当て、それらを小惑星ベンヌ(リュウグウに似た炭素質小惑星)への現在のオシリス・レックスのミッションを含む広義の惑星探査に位置付ける。

著者インタビュー

大質量星の進化の一端をとらえる — 原始星円盤からアウトフローの噴出を観測

廣田 朋也氏

冬の夜空に燦然(さんぜん)と輝くオリオン座。その三つ星ベルトの下にぼんやりと見えるのがオリオン大星雲だ。地球から約1400光年にあり、「星の生まれる場所」として有名である。その中にある赤外線天体KL領域の電波源I(アイ)は、太陽の8.7倍程度の質量を持つ大質量原始星だ。このほど、国立天文台、九州大学、山口大学などの共同研究チームが、この原始星を取り囲む円盤から、ガスが回転しながら噴出していることを確認した。中小質量星では原始星からジェットが回転しながら噴出する現象はこれまでにも観測されていたが、今回、大質量星でアウトフローがはっきりと回転しながら噴出していることが観測されたことは、非常に意義深い。研究の中心となった国立天文台水沢VLBI観測所の廣田朋也さんにお話を伺った。

冥王星のクジラ模様は、衛星形成時のジャイアント・インパクトの痕跡だった

玄田 英典氏、関根 康人氏

かつては太陽系の第9惑星とされた準惑星「冥王星」。2015年、米国航空宇宙局(NASA)の探査機ニューホライズンズが冥王星に最接近した際に撮影した、表面の褐色のクジラ模様と白いハート模様の鮮明な画像は、世界の研究者を驚かせた。冥王星の表面に氷の火山や氷河だけでなく、多様な物質や地形の存在が確認されたからだ。この褐色のクジラ模様は、どうしてできたのか。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻准教授、関根康人さんと、東京工業大学地球生命研究所特任准教授の玄田英典さんらは、巨大な天体が冥王星に衝突する「ジャイアント・インパクト」(巨大天体衝突)によって衛星「カロン」が形成された時の痕跡であることを突き止めた。ジャイアント・インパクトが改めて惑星、衛星の形成に重要な役割を示す成果で、Nature Astronomy 2月号に掲載された。2人に研究のきっかけ、苦労した点、成果の意義、今後の研究の方向性などについて聞いた。

その他の「著者インタビュー」

全文翻訳記事

太陽系の過去のピースを持ち帰る

掲載

小惑星探査機「はやぶさ2」のミッションでは、小惑星リュウグウに到達後、遠隔測定装置や、着陸機、ローバーを用いて探査するだけでなく、表面物質を採取して地球に持ち帰り、その組成を分析する予定だ。この計画について、Elizabeth Taskerが解説する。

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