2009年ネイチャーメンター賞:応募・選考プロセス


若い研究者に対して日々行われる肌理の細かい指導(メンタリング)は、研究室における色々な活動の中でも最も重要である一方、最も報われることの少ない作業のひとつです。しかし、優れたメンタリングは、学生や若い研究者に卓越した科学的・工学的業績をもたらすだけでなく、彼らの才能と個性を伸ばすことにも寄与しています。メンタリングは、忍耐、献身的な心、理解力、細部への配慮、人を駆り立てる力など、様々な資質を必要とします。絶え間なく長期にわたるメンタリングの努力は、次世代の研究者を育てることで結実します。

ネイチャーはメンター賞を2005年に設立し、若い研究者を育てることに尽力した研究者に毎年賞を贈り、敬意を表してきました。これまで、英国、オーストラリア、南アフリカ、ドイツで開催しています。

2009年、ネイチャーは同賞を日本で開催します。12名の自然科学のノーベル賞受賞者を輩出している日本は、科学研究・エンジニアリングにおいて世界で最も重要な国のひとつであり、日本発の研究は世界の英知の発展に大きく貢献しています。数多くの科学的・工学的業績の裏には、優れたメンターの存在が欠かせません。

ネイチャーは、以下の2つのカテゴリーにおいて、受賞候補者の推薦を募ります。

  • 中堅キャリア賞(Mid-career Achievement):59才以下
  • 生涯功績賞(Lifetime Achievement):60才以上

この賞は、日本の研究機関で十分な期間メンタリングに従事した際、日本の居住者であったすべての研究者に開かれています。賞への推薦は、受賞候補者が過去に指導した(もしくは現在指導を受けている)世界中の学生や研究者から受け付けます。推薦には、主推薦者1名と共同推薦者2名以上が必要で、それぞれが異なる時期に受賞候補者から指導を受けている必要があります。

主推薦者は「概要フォーム」と「推薦フォーム」、共同推薦者はそれぞれ個別に「推薦フォーム」を記入していただきます。(3名以上からの推薦フォームあればよいので、たとえば主推薦者1名が「概要フォーム」のみを記入し、共同推薦者3名が「推薦フォーム」を記入する形でも構いません。)

ネイチャーは「メンターの役割」について特に定義を設けておりません。研究現場での直接的な指導、創造性を伸ばすサポート、時折りのアドバイスやキャリア全体を通じてのサポートなど、推薦者がご自身で「優れたメンター」を定義してください。受賞者は、日本を代表する研究者4名で構成されるパネルで審査・決定されます。

受賞式は、2009年12月1日に駐日英国大使館(東京)の大使公邸で開催され、受賞者にはそれぞれ賞金150万円が贈られます。また、ネイチャー本誌にて同賞を取り上げますので、受賞者が一流のメンターであることが世界中の読者に認められます。

受賞候補者の推薦受付は、2009年7月22日(水)~9月25日(金)です。

  • 2009年7月22日:推薦受付開始
  • 9月25日17時:推薦受付締め切り
  • 11月下旬:受賞者の発表
  • 12月1日:駐日英国大使館・大使公邸にて受賞式
  • 自然科学またはエンジニアリングを専攻した研究者であること。
  • 推薦者が候補者からメンターを受けた時期に、候補者が日本の居住者であったこと。
  • 研究者としてのキャリアの十分な期間、日本の研究機関においてメンター業務に従事したこと。
  • 自薦・他薦を問いません。
  • 推薦には、主推薦者1名ならびに共同推薦者2名以上が必要です。
  • 推薦者は、それぞれ異なる時期に受賞候補者から指導を受けている必要があります。

推薦に必要な書類は以下の通りです。

  1. 主推薦者(1名)が記入した概要フォーム 1通、
    推薦フォーム 1通
  2. 共同推薦者(2名以上)が個別に記入した推薦フォーム 各1通ずつ
  3. 受賞候補者が記入した候補者用フォーム 1通
  4. 受賞候補者の略歴書(日本語・英語両方)各1通ずつ

上記のフォームはすべてオンライン上で記入でき、そのままメールで送付できます。印刷する必要はございません。フォームのダウンロード・記入に必要なAdobe Readerは、こちらから無料でダウンロードできます。

主推薦者が上記の書類(1~4)をひとつのパッケージにまとめ、2009年9月25日(金)17:00までに 宛てにお送りください。

  • 青山 友紀 PhD 慶應義塾大学デジタルメディアコンテンツ統合研究機構
  • 伊藤 正男 MD、PhD 理化学研究所脳科学総合研究センター特別顧問
  • 黒川 清 MD 政策研究大学院大学教授
  • 榊 裕之 PhD 豊田工業大学教授
  • 野依 良治 Dr.Eng 理化学研究所理事長
  • 和田 昭允 (審査員長) PhD 東京大学名誉教授

誰を推薦したらよいでしょうか?

ネイチャーメンター賞は、日本の大学や研究機関でキャリアの多くの時間を費やし、何年にもわたって優れたメンターとして力を発揮した研究者に開かれています。受賞候補者業績は重要ですが、同時に、優秀な若手研究者を育成した実績が不可欠です。

自分を推薦することは可能ですか?

はい。3名以上の推薦者をご自身で手配できるなら、自己推薦は可能です。

受賞候補者は、日本国籍を持っている必要がありますか?

いいえ。ただし、推薦者にメンターをしていた時期に、日本の居住者であった必要があります。また、日本の研究機関で十分な期間、メンターに従事したという実績も必要です。

受賞候補者の年齢の下限制限はありますか?

いいえ。優れたメンタリングを実証するには通常は長い年月が必要ですが、高いメンタリング能力を持つ若手研究者を推薦して頂くことは可能です。

賞はいくつ授与されますか?

以下の2つです。

  • 中堅キャリア賞(midcareer achievements):59才以下
  • 生涯功績賞:60才以上

ひとりの候補者には何名の推薦者が必要ですか?

推薦には、それぞれ異なる時期に受賞候補者から指導を受けた3名以上の推薦者が必要です。

私が誰かを推薦するにはどうすればよいですか?

推薦には以下の書類が必要です。1~3はこのウェブサイトからダウンロードしてください。

  1. 主推薦者(1名)が記入した概要フォーム 1通、
    推薦フォーム 1通
  2. 共同推薦者(2名以上)が個別に記入した推薦フォーム 各1通ずつ
  3. 受賞候補者が記入した候補者用フォーム 1通
  4. 受賞候補者の略歴書(日本語・英語両方)各1通ずつ
  • ご自身が主推薦者である必要はありません。
  • 3名以上からの推薦フォームがあればよいので、たとえば主推薦者1名が「概要フォーム」のみを記入し、共同推薦者3名が「推薦フォーム」を記入することも可能です。
  • 推薦書類を送る前に、必ず受賞候補者に同賞に推薦したことをお伝えし、了承を得てください。
  • 主推薦者がすべての書類(1~4)をひとつのパッケージにまとめて、ネイチャーメンター賞コーディネータ宛て にお送りください。

受賞候補者に推薦されました。どうすればよいですか?

おめでとうございます。審査パネルの参考資料として、「候補者用フォーム」をこのウェブサイトからダウンロードして必要事項を記入し、日本語・英語両方の略歴書を添えて、主推薦者にEメールでお送りください。主推薦者は、すべての必要書類を一式まとめて、ネイチャーメンター賞コーディネータ宛てにEメールで送っていただきます。

推薦の締め切はいつですか?

2009年9月25日(金)17:00です。

今後質問があった場合、どうすればよいですか?

ネイチャーメンター賞コーディネータ宛てにメールでお問い合わせください。(

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