注目の論文
グラフェンを紡いで糸にする
Nature Communications
2011年12月7日
Spinning graphene into fibres
グラフェンでできた巨視的繊維が作製された。電気伝導度の高い機能性繊維としての利用が期待される。この研究成果を報告する論文は、今週、Nature Communicationsに掲載される。 グラフェンには、抜群の電気、熱、機械的特性があり、多方面からの注目が集まっている。これまでのところ、グラフェン研究の主な焦点は、電気的特性とエレクトロニクスでの応用可能性にあった。今回、Z XuとC Gaoは、酸化グラフェン液晶のコロイド溶液から巨視的なグラフェン繊維を作製する方法を明らかにした。このグラフェン繊維を用いれば、さまざまなデザインの材料を編むことができ、もう1つのカーボンファイバー作製方法となる可能性もある。
doi: 10.1038/ncomms1583
注目の論文
-
4月19日
古生物学:インドで発見された化石は新属新種の古代の大蛇だったScientific Reports
-
4月18日
生体力学:昆虫の翅のヒンジは筋肉によって制御されているNature
-
4月18日
生物学:闘争・逃走系の起源Nature
-
4月17日
材料:接着剤が海洋性軟体動物種の追跡に役立つNature Communications
-
4月16日
気候変動:海洋での致死的な極端低温事象の強度と頻度が高まっているNature Climate Change
-
4月16日
医学研究:一部の患者では、抗体がパーキンソン病の運動機能症状の進行を遅らせる可能性があるNature Medicine