Press release

Polymer Journal オンライン版、nature.comでの出版を開始

2010年1月20日

本日、ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)は、Polymer Journal のオンライン版第1 号がnature.com に掲載されたことを発表致しました。Polymer Journal は、世界最大の高分子科学の学会である社団法人高分子学会(SPSJ)の公式ジャーナルです。2010 年1 月号は、NPG との共同出版による最初の号で、新装の表紙、新ウェブサイト、図版入り目次(G-TOC)など、同誌のデザインが一新されました。

「NPG には最先端の出版手法、世界規模の販売ネットワーク、経験豊富なスタッフが備わっており、SPSJとPolymer Journal 編集委員会は、高分子科学と関連の学際的分野にとってのエキサイティングなフォーラムとなる国際的出版物として、Polymer Journal のプレゼンスが確立されていくことをはっきりと確信しています。...Polymer Journal の新時代へようこそ」Polymer Journal(2010 年1 月号)のEditorial 記事の中で、澤本光男SPSJ 会長は、このように記しています。

Polymer Journal は、NPG 初の物理科学系アカデミックジャーナルで、大きな成功を収めているNature ブランドの物理科学系ジャーナルのラインアップとも高い適合性があります。

デイビッド・スウィンバンクス(NPG パブリッシングディレクター)は、次のように話しています。「NPG・ネイチャー・アジア・パシフィックは、アジア太平洋地域の重要な科学者や臨床医の団体との提携プログラムを進めていますが、ここにPolymer Journal という非常に重要なパートナーが加わることとなりました。NPG にとって、Polymer Journal は、アジア太平洋地域のみならず、世界全域で行われている出版提携プログラムを通じて、最初の物理科学・化学系アカデミックジャーナルとなりました」

Polymer Journal は、1970 年に創刊された英文ジャーナルで、高分子科学の全領域を対象としています。高分子合成、高分子反応、高分子構造、高分子物性、機能性高分子、生体高分子、高分子工学が主要なトピックとして扱われます。

リンク先:Polymer Journal: http://www.nature.com/pj/

ネイチャー・パブリッシング・グループと社団法人高分子学会が『Polymer Journal』誌の共同発行へ
http://www.nature.com/press_releases/polymer.pdf(2009 年1 月8 日付けプレスリリース)

社団法人高分子学会について

高分子学会は、文部科学省認可の社団法人(非営利団体)で、主に学界、産業界、政府機関の高分子科学関連の研究者、エンジニア、管理職,および大学教員と学生が会員になっています。又,数多くの企業が賛助会員や維持会員として参画しています。その主たる役割は、日本と世界における高分子科学および技術の発展に寄与することです。高分子学会は,1951 年に設立され、現在では、日本内外に1 万2,000 名の会員を有し、高分子科学分野では,世界で最も歴史が長く最大規模の学会の1 つです。2001 年には設立50 周年を迎えました。北海道から九州までの8 支部に加え、高分子関連企業の賛助団体である『高分子同友会』が設立されています。

海外では、Pacific Polymer Federation(PPF; 環太平洋高分子連合)およびFederation of AsianPolymer Societies (FAPS; アジア高分子連合) の創設学会の一つであり、American ChemicalSociety(ACS、米国化学会)とRoyal Australian Chemical Institute(RACI、オーストラリア化学会)の学会会員ともなっています。PPF は、環太平洋地域の高分子関連の学協会の連合体であり、隔年ごとにPacific Polymer Conference(環太平洋高分子会議)を開催しています。また、IUPAC(国際純正応用化学連合)のPolymer Division(高分子部会)において,高分子学会の会員が正会員または准会員を務めており,重要な役割を果たしています。また,高分子学会は、世界各国間での国際的な科学交流に貢献することを目的とした独自の国際会議として、1984 年以来、2 ~ 3 年に1 回、SPSJ InternationalPolymer Conference(IPC; 国際高分子会議)を開催しています。高分子学会に関する詳しい情報は、http://www.spsj.or.jp/english/whatsspsj/spsj.htm をご覧ください。

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