Press release

Nature Communications 創刊(2010年4月)についてのご案内 - 電子版のみ/オープンアクセスのオプション付

2009年9月21日

ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)は、2010年4月にNature Communicationsを創刊します。科学コミュニケーションとそのビジネスモデルが進化を続けるなか、同誌がNPGの定評あるジャーナルのラインナップに加わることで、論文著者にとって選択の幅が広がります。同誌には、生物科学、化学、物理科学の各分野における質の高い査読研究論文が掲載され、Natureブランドのジャーナルとして初めての電子版のみの発行となります。

Nature Communicationsは、電子刊行物として創刊され、読者 や著者の皆様に対し、迅速かつ厳格な査読プロセスに加えて、さらなる発展を遂げたウェブ技術の数々のメリットをお届けします。Nature Communicationsは、オンラインプラットフォームnature.comを活用して著者の皆様の論文の認知度を高め、幅広い読者層への浸透、査 読の効率化と掲載までの時間短縮を図ります。また、読者の皆様には、対話型ブラウジング、強化されたメタデータをもとにしたキーワードによるソートなどの 機能をご利用いただけます」と、Nature Communicationsの発行人Sarah Greavesは説明しています。

Nature Communicationsは、生物科学、化学、物理科学の全領域に関する研究論文を掲載し、特に複数の専門分野からのアプローチによる研究論文を募集します。同誌には、極めて質の高い論文が求められますが、必ずしもNature や Natureリサーチ誌各誌に掲載される論文ほど広範囲にわたる科学的影響力をもつ必要はなく、特定の科学分野でかなりの注目を集める研究の進展であるこ とが期待されています。独立性を有する同誌の編集チームが、外部の編集諮問委員会のサポートを受け、査読結果をもとに、Natureブランドのジャーナル に期待される厳格さをもって、論文掲載の可否を迅速かつ公正に決定します。

科学論文誌の出版に起こっている変化に対応するため、Nature Communicationsでは、論文著者が、従来の定期購読方式での出版かオープンアクセスでの出版(論文処理料金/Article Processing Chargeが発生)かを選べるようになっています。

オープンアクセスを選んだ場合、著者は、クリエイティブ・コモンズのライセンスによって、第三者に論文の使用を許諾でき、二次的著作物の作成を許可することも可能です。オープンアクセスを選ばない場合でも、NPGのセルフアーカイビング制度と論文寄託サービスによるメリットをすべて享受できます。

「出版技術とウェブ技術が発展を遂げ、オープンアクセスの費用を負担する研究機関が増えている今こそ、こうした新たな方針を導入するのに適切なタイミングといえます」と、NPGのコンテンツライセンス部長David Hooleは説明します。

Nature Communicationsの編集長(Chief Editor)にはLesley Anson(PhD)が就任しました。彼女は、大学では生物物理学を専攻し、1999年以来Natureのマニュスクリプト・エディターを務め、同誌の Insightシリーズのコンテンツの編集では極めて重要な役割を果たしてきました。Nature Communicationsのアソシエートエディターには、Stefano TonzaniとKatie Riddが就任しました。Tonzaniは、化学物理学のPhDで、計算ナノ科学の研究経験があり、Nature で材料科学分野を担当し、その後Nature Communicationsに加わりました。Riddは、生化学と遺伝学を専攻し、博士課程修了後の研究テーマは腫瘍形成の機構でした。Nature Protocolsで幅広いテーマを担当し、このほどNature Communicationsに加わりました。

Nature Communicationsは、論文投稿の受付を2009年10月 に開始し、創刊号は2010年4月に電子出版されます。価格などの詳しい情報は、創刊までに発表します。法人購読料金の設定には、APC収入が反映されま す。ここには、柔軟な出版モデルと質の高い顧客サービスとともに著者に対するサービスに引き続き全力を尽くすNPGの姿勢が示されています。

Nature Communicationsの編集チームは、NPGのロンドンオフィスに配属されます。編集に関するお問い合わせは、natcomms@nature.comにお願いします。

なお、本プレスリリースの原本は英語であり、日本語は参考翻訳です。
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