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遺伝:60,770の完全長cDNAの機能注釈付けに基づくマウスのトランスクリプトーム解析
マウスゲノムのうち、転写されて成熟したメッセンジャーRNA(mRNA)転写産物になるのはごく一部である。現在、マウスに由来するすべての完全長mRNA転写産物を同定し、各転写産物を物理的クローンコレクションにまとめることを目指した国際共同研究がなされている。本論文では、マウスの60,770の完全長相補的DNA配列の人の手による注釈付けについて報告する。これらの配列は33,409の「転写単位」に集約され、新たに確立された、マウスにおけるトランスクリプトーム(全ての転写産物)データベースの90.1%に相当する。これらの転写単位のうち、4,258は新規のタンパク質コード情報であり、11,665は新規の非コード情報であることから、非コードRNAがトランスクリプトームの主要成分であることがわかる。全転写単位の41%には選択的スプライシングの存在を示す証拠が見られた。タンパク質コード転写産物では、スプライシング多様体の79%でタンパク質産物が変化した。全トランスクリプトーム解析により、2,431のセンス−アンチセンス対が見つかった。物理的クローンに全面的に支えられた今回の研究は、これまでで最も包括的な哺乳類トランスクリプトーム研究であり、機能的ゲノム科学にとって価値ある情報源となる。
/FANTOM共同研究体および理化学研究所遺伝子構造・機能研究グループPhase I & IIチーム

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