Click to Visit
Nature Publishing Group
Subscribe  
Register  
 


Highlights
Feature
Bio News
Reviews Focus
Reviews
Research Journals
Subscribe
Register
Genome Gateway
Physics Portal
Cancer Update

 

 

 


 


地球:動的応力による余震の誘発
Triggering of earthquake aftershocks by dynamic stresses
DEBORAH KILB, JOAN GOMBERG & PAUL BODIN

断層の永久変位による小さな「静的」応力変化は、近傍の断層における地震発生の可能性を変化させ、あるいは発生の引き金になりうると考えられている。特に近傍での余震発生の誘発に関する研究の多くは、このような静的な変化が引き金の要因であるとしており、それを断層に加わった荷重の等価な変化としてしか考えていない。ここでは、モーメントマグニチュードMw=7.3のランダース地震の余震分布と、静的応力変化のみならず地震波の伝播に伴う一時的で振動する応力変化(すなわち「動的」な応力)との比較について報告する。動的応力は加わった荷重を永久に変化させるわけではなく、したがって断層帯の物理的状態または性質の変化によってのみ地震の引き金となりうる。このように動力学的に弱くなった断層は、地震波が通り過ぎたあとに壊れて、そのようなことがなければ生じなかったであろう地震を引き起こすことさえありうる。余震と動的応力の分布には同様な非対称性が見られ、後者は破壊の伝播によるものである。一方、静的応力変化にはこのような非対称性は見られない。以前の研究では、動的応力が遠く離れた場所での破壊を増長させる可能性が示されているが、ここではそのようなことが近傍でも起こりうることを示す。


 

© NPG Nature Asia-Pacific 2007  掲載記事の無断転載を禁じます。