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地球 ・ 群発地震とマグマの活動
Evidence from the AD 2000 Izu islands earthquake swarm that stressing rate governs seismicity

地震が起きると地殻が壊滅的に変形することがあるが、正確にその原因を予測することは難しい。今週号では米国地質調査所のR S Steinたちが数千回におよぶ小さな震動を分析する新しいアプローチを発表している。この方法で、地震が発生する原因をより詳しく理解することができるかもしれない。
 最大の研究課題の一つは、破壊の引き金となる状況を明らかにすることである。というのは、過去に生じた断層のずれや、断層周辺の初期応力場が正確に記録されることはほとんどないからである。
 Steinの研究グループは、絶対応力場の推定に基づくのではなく、応力速度の大きな変化に着目して震源核形成と地震による変形について調べた。その結果、応力速度の高い地域の方が一定期間中の地震の回数が多いことがわかった。これは断層摩擦構成則と矛盾しない。
 Steinたちは、伊豆諸島火山列に密に設置されている地震計ネットワークと、1980年以降の地震記録を用いて、地震エネルギーが歴史的に極めて大きなマグマの貫入が起きている場所の周辺における地震発生率の変化を算出した。例えば2000年に同地域では7000個を超える群発地震が観測されている。
 応力速度と地震活動に相関性が認められれば、群発地震や余震の被害を予測する際に有効かもしれない。しかし破壊の大きさと地震が止まるしくみに関する疑問は残る。大きな地震は小さな震動と地震学的には同じように見えるため、地震予知と被害予測は、少なくとも当面は最小限の範囲にとどまるだろう。
 それでもこの方法によって「根本的なブレークスルーに至る可能性のある」数々の地震理論を検証するチャンスが生まれる、とペンシルバニア州立大学(米)のC MaroneはNews and Viewsで述べている。


 

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